2019年で11回目を迎える「下北沢映画祭」が、10月12日(土)〜14日(月・祝)の3日間、東京・下北沢の北沢タウンホールをはじめ3会場を舞台に開催される。
「第11回下北沢映画祭」が掲げるテーマは、「SPARK FILM ―きっとハジケル3日間―」。新たな元号「令和」がスタートした2019年、映画祭事務局は、新しい時代へと踏み出す瞬間を「SPARK FILM」と命名。珠玉の企画と映画作品からあふれるパワーをイメージしたフレーズをテーマに据え、映画&カルチャーファンに「あなただけの“SPARK”を見つけて欲しい」という思いを込める。
開催場所は下北沢トリウッド、ライブハウス近松、北沢タウンホールの全3会場。そこで7つのプログラムを展開する。なお、台風19号の接近のため、特に12日は状況によって内容変更の可能性もあるとのこと。参加を決めている人も公式HPなどで情報を入手するようにしよう。
メイン企画はもちろん「第11回下北沢映画祭コンペティション」。実写、アニメーション、ドキュメンタリーなどジャンルを問わずに公募するコンペティションで、2019年は応募総数270作品の中から、スタッフによる選定を通過した全9作品を期間中に上映。ゲスト審査員によるグランプリと準グランプリのほか、観客の投票による観客賞、日本映画専門チャンネル賞、下北沢商店連合会会長賞を決定する。
では、「第11回下北沢映画祭」各企画の見どころを、日付を追って見ていこう。
大橋裕之原作の「音楽と漫画」を岩井澤健治監督が映像化したアニメーション映画「音楽」の“ロックバージョン”を超最速上映する。
声優に元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎、駒井蓮、前野朋哉、芹澤興人、平岩紙、竹中直人、さらには岡村靖幸を起用し、第43回オタワ国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門でグランプリを受賞。2020年1月の公開が注目される「音楽」。同作品を岩井澤監督が自ら編集したライブハウス上映限定“ロックバージョン”で上映する(※劇場公開版とは異なる内容)。
上映に加えて、大橋裕之、岩井澤健治によるトーク、映画へ楽曲提供しているGALAXIEDEADと古美術のボーカル・黒岡まさひろによる劇中曲「ばんからばくち」スペシャルライブも。「ライブハウスの音響で全編手描きのスゴ味を体験してください」と映画祭スタッフも力を込める。
【10月12日(土)開催予定を台風のため延期】
13日と14日の2日で開催の「五・七・五・七・七から生まれた映画たち」。「光」をテーマにした短歌コンテストで1,200首から選出した4首の短歌を原作に制作された杉田協士監督長編映画「ひかりの歌」。その源流となる「光の短歌映画」短編4作品を2日間にわたり上映する。
13日は「自販機の光にふらふら歩み寄り ごめんなさいってつぶやいていた」「100円の傘を通してこの街の看板すべてぼんやり光る」、14日は「反対になった電池が光らない理由だなんて思えなかった」「始発待つ光のなかでピーナツは未来の車みたいなかたち」(12日上映予定を14日に変更)。
【10月13日(日) 夜7:30開映 (夜7:15開場)、14日朝10:00(朝9:45開場)/下北沢トリウッド】
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)