――読者の方々へのメッセージをお願いします。
“朝ドラ”のヒロインって元気で天真らんまんなイメージでしょう?戸田さんが演じる「喜美ちゃん」は、それだけではありません。荒木荘のなかで一番大人で落ち着いていて、弱音を人前で言わず、ぐっとこらえて芯がしっかりある。
長女でお父さんがとんでもなくて、中学を卒業して働かないといけないという生い立ちだからこそなのでしょうね。喜美ちゃんがどう成長していくのか、私も毎朝皆さんと一緒に“朝ドラ”を見ていると思いますので、楽しみましょう!
大阪で荒木荘の女中として働きはじめた喜美子だが、ちや子の勤める新聞社から、雑用係として、引き抜きの声がかかる。喜美子は男性ばかりの新聞社でがむしゃらに頑張るちや子の姿を目の当たりにする。心が動くが、自分が女中として大久保(三林京子)に認められていないことを考え、荒木荘に留まる。
一方、信楽では川原家に泥棒が入る事件が発生する。常治(北村一輝)は金の無心のために喜美子を訪ね、わずかな間に成長した姿を目にする。一人前になるまでは信楽に帰らないと宣言する喜美子に、頼もしさと寂しさを感じるのだった。
2年半の月日がすぎ喜美子は17歳となり、すっかり荒木荘の女中仕事を任されるようになる。ちや子は相変わらず記者として忙しく、雄太郎(木本武宏)は映画の端役として売れず、歌える喫茶「さえずり」で雇われる。
そして医学生の圭介(溝端淳平)は、まるで兄のように喜美子に優しい存在だ。そんな圭介の前にあき子(佐津川愛美)というかわいらしい女性が現れる。犬の散歩をする姿を見染めたものの、近づくきっかけのない圭介に、喜美子は協力を申し出る。「妹」として圭介を応援する喜美子だが、自分の想いには気づいていなかった。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)