――特殊な能力を持つが故に、数々の事件に巻き込まれていく竹内薫を演じていかがでしたか?
薫の能力は、他人の文章を書き写すことでその人の思考を読み取ることができ、あたかも自分が体験したかのように没入することができるもの。 この能力について監督と話していたのは、幼い頃に持っているちょっとした特殊能力みたいなものが今の薫にも残っているということでした。
つまりまだ薫は子供であり、いろんなことに巻き込まれ、そこで時には自分で選択していく。その中で、薫自身だけでなく、その特殊な能力も成長していく過程が見せられると思います。
そして良くも悪くも人の思考を読み取れて、急に他人の思考が入ってくるという描写もあり、その感情に即座に共感することをお芝居にするのが難しかったです。
――間宮さんとの共演はいかがでしたか?
付き合いも長く、今までの共演経験もあるので、不思議といい空気感を作れる自信のようなものがありましたし、心配や不安はありませんでした。(間宮と)久々に対面すると驚かされることも多くて、台本の細かい部分に気付いたりする点などとても新鮮で、いい刺激になりました。相変わらず頼りになるし格好いいなって。
――視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。
本当に1話1話があっという間に感じられると思うし、毎回薫が究極の選択を迫られる中で、どちらを取るべきか葛藤する点に注目していただきたいです!
みんなでいいものを作ろうと、キャスト、 スタッフ全員でこの夏を走り抜けたので、お互いの芝居にどう応えようかと奮闘し合った現場の熱量を、画を通して感じていただけるとうれしいです。
そして、この作品をご覧いただく中で主人公の薫と同じように、 ふと「俺って何なんだろう?」「私って何だろう?」と自分自身に問いかける人も出てくると思うので、 「僕はどこから」を通して、皆さんそれぞれが自分の中で少しでもその問いに対しての答えを見つけてもらえたらいいなと思います。
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