妻夫木聡「“面白かった”だけでは終わらない」、KERA流ファンタジック・コメディー

2019/10/24 19:50 配信

芸能一般

舞台「キネマと恋人」に出演したともさかりえ、妻夫木聡、緒川たまき(左から)

妻夫木聡緒川たまきともさかりえが出演した舞台「キネマと恋人」が10月26日(土)、WOWOWライブにて放送される。

「キネマと恋人」は6月に東京・世田谷パブリックシアターで上演されたケラリーノ・サンドロヴィッチ台本・演出のステージ。2016年の初演時は、第51回紀伊國屋演劇賞(個人賞)や第68回読売文学賞(戯曲・シナリオ賞)を受賞。今回、多くのファンの希望に応え、オリジナルキャストやスタッフはそのままに、会場を移して再演された。

本作は1985年に製作されたウディ・アレン監督の名作映画「カイロの紫のバラ」にインスパイアされたロマンティック・コメディ。1930年代、架空の島・梟島(ふくろうじま)を舞台に、映画に夢中になる森口ハルコと、映画から現実の世界に現われた登場人物・間坂寅蔵とその役を演じた俳優本人・高木高助が不思議な三角関係を繰り広げる。

当時の日本は、世界恐慌のあおりを受けていた激動の時代。市井の人々の心のオアシスだったトーキー映画の銀幕俳優と、観客の女性の恋の行方という夢の世界がコミカルに描かれている。

WOWOWの放送では、舞台本編に加えて、ケラリーノ・サンドロヴィッチへのインタビューや、妻夫木聡(高木高助役/間坂寅蔵役)、緒川たまき(森口ハルコ役)、ともさかりえ(ミチル役ほか)の3人の座談会の模様もお届けする。