──本作の「キミだけにモテたいんだ。」というタイトルには、どんな印象がありますか?
石川由依:「モテたいんだ」っていう言葉それだけだと、“不特定多数から”という、少し不誠実なイメージもありますけど(笑)、そこに「キミだけに」が付くと、急にすごく一途なイメージになるというか。きっと女子はみんな、言われてみたいっていう憧れがあるんじゃないでしょうか。自分が言われたら…、ちょっと照れもありつつ、「何バカなこと言ってるんですか!」ってなっちゃうと思います(笑)。
“モテる”という言葉は、いわゆる“好かれる”と同じ意味だと思うんです。でも、その人に何かしら魅力があるからこそ、モテるんだと思うし、それが自信にもつながっていくと思うんですよね。だから、モテるために努力するというのは、“自分磨き”。本作に出てくる5人の男の子たちも、「モテメン甲子園」で優勝するために自分を磨いているわけで、一つの目標に向かって一生懸命頑張っている姿は、やっぱりすてきだなと思います。
──ちなみに石川さんご自身は、学生時代に“モテたい”と思ったことは…?
石川:そういうことは気にしていなかったかなあ。そういえば中学生の頃、友達から「もっと女子のしぐさを身に付けた方がいいよ」と言われたことがあるんですよ(笑)。かわいく階段を降りるしぐさとかを教えられたんですけど、結局うまくいかなくて、「ダメだこりゃ」って、友達もあきれていました(笑)。
──では、本作でホリコと絡む5人の男子の中で、一番インパクトがあったキャラクターは?
石川:内山昂輝くんが演じているアシモは、お姉さん世代から見るとかわいく見えると思うんですけど、同年代の女子からはドン引きされる言動が多い気がします(笑)。逆に、梅原裕一郎くんが演じる駿は、幼い頃からホリコと一緒で、彼女のことを一番分かっている存在なんですけど、完璧だからこそ、ホリコとすれ違いが起きちゃうんですよね。
でも5人とも、残念なところはあるけど、みんなイケメンだし、もうちょっと大人になってから自分自身のことを分かるようになると、きっとモテるんだろうなって思います。今はただ、高校生ならではの残念感が出ちゃってるだけなのかも…(笑)。
見る人によって、5人それぞれに好きになってもらえるポイントはあるんじゃないかと思います。
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