もちろん今作でも春田をめぐるラブバトルは健在。特に、単発から数えて三たび春田に恋することになる吉田は気合十分だ。
吉田「僕自身は連ドラにも映画にも増して、真剣に、真剣に、春田を愛する――。それ一本やりでやっていこうと思っています。ここにいる千葉くんや戸次がライバルになる可能性もありますが…。まぁ、戸次の方は別に強敵でもないかな(笑)」
田中「(爆笑)」
戸次「逆に、ライバルだったとしても、僕は鋼太郎さんに勝てる気がしないです(苦笑)」
吉田「千葉くんとはどうかなぁ?」
千葉「僕が演じる成瀬の思いのベクトルはまだ分からないのですが…。でも、キャラクター設定の説明に"誰とでもキスするタイプ”と書かれてました(笑)」
吉田「え! そうなの!?(笑)」
千葉「そうなんです(笑)。なので、物語が進むにつれて誰に気持ちが向いていくのか、僕自身も楽しみにしています」
今までに増して「真剣に春田を愛する」という吉田の決意表明に、田中は「もうずっと愛されているので(笑)」と余裕の表情を浮かべる。
田中「部長の愛には慣れてます(笑)」
吉田「慣れちゃダメじゃん(笑)」
田中「でも、今度は"部長”じゃないですもんね。"機長”になった鋼太郎さんはもちろん、戸次さんや雄大を迎えた中で、"おっさんずラブ”の一番大きなテーマでもある、人を思うことや愛の形が、どういう形になるのかというのはすごく楽しみです」
過去の作品では毎回春田にフラれている黒澤。今作での2人の結末も気になるところだが…。
吉田「ありがたいことに、黒澤がフラれてかわいそうなんて声をいただくこともあるんですけど、"おっさんずラブ”は黒澤がフラれてナンボの世界なので(笑)。
黒澤の愛がやがて成就するってことは絶対にないですから、そこは皆さんにも諦めていただいて…(笑)」
田中「いやいや、どうなるか分からないですから! 皆さんに楽しんでいただくためにも、『絶対にない』とか言っちゃダメですよ!(笑)」
吉田「じゃあ…絶対にないような気がする(笑)。現状ではまだ台本も全部完成していないし、本当、結末は誰も知りませんからね。
ただ、僕としてはフラれてる方が快感というか。逆に成就するとなったら、どう演じていいか困っちゃう(笑)。なので、ずっと今のままの立ち位置でいたいという希望はあります。でも、まずは撮影を楽しみたいですね」
田中「そうですね。"おっさんずラブ”の現場を、早く戸次さんや雄大にも体感してもらいたいなと」
吉田「肩の力を抜いてね」
田中「お二人には好き勝手やってもらいたいです」
吉田「僕らは本当、演じながら楽しんでる部分があるからね。それを千葉くんと戸次にも伝播させて、より大きな楽しさの塊として皆さまに見ていただきたいなと思います」
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