現在、全国公開中の劇場版プリキュアシリーズの最新作「映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」は、プリキュア史上初となる、宇宙を舞台にした「スター☆トゥインクルプリキュア」(毎週日曜朝8:30-9:00、ABCテレビ・テレビ朝日系列)の劇場版作品。
不思議な生物・ユーマとプリキュアが旅を通し、歌をきっかけに友情を紡いでいくちょっぴり切なく、温かい絆の物語だ。
ザテレビジョンでは、今回の映画を手掛けた田中裕太監督にインタビューを実施。公開後の反響や、制作の舞台裏、そしてストーリーに込められたメッセージやなど、想いの丈を語ってもらった。
――映画公開おめでとうございます。公開後の反響などはいかがですか?
田中裕太:ありがたいことに、好評なご意見が多くてよかったなとホっとしております。
今回の映画は、さまざまな試みを取り入れている作品なので、それらが多くの方に受け入れていただけたのかなと思っています。
実際に、子どもたちがこの映画をどれだけ喜んでくれているのかはまだまだ分かりませんが、親子向けの試写会に参加させていただいたときに、子どもたちがミラクルライトを振って応援してくれている姿を見られたことも、うれしかったです。
――イメージビジュアルを発表するなど公開前から、さまざまな取り組みが行われてきましたね。
田中:今回の映画は「スター☆トゥインクルプリキュア」の初めての単独作品なので、より一本の映画としての完成度を高めたい、老若男女、親子でも楽しめる作品を作ろうという想いがありました。
もちろん、これまでのプリキュアシリーズでも、そういう作品を作ろうという想いはありましたが、今回はよりその部分を深堀りしていこうと思ったんです。
イメージビジュアルに関しては、最初は映画のポスターイラストやキービジュアルのイメージで、なんとなくラフを描いていたのですが、それをイラストレーターのいなとめまきこさんが、すごくすてきに仕上げてくれて、イメージビジュアルとして発表することになったんです。今見返しても、あのイメージビジュアルはこの映画を2枚で表現する象徴的なイラストだと感心しますし、自分の中での作品の“ビジュアル的な指針”として、制作の間もずっと机に飾っていました。
――「映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」(2016年)以来、3年ぶりのプリキュアシリーズ監督作ですが、オファーを受けたときの心境はいかがでしたか?
田中:実は、今回の映画のお話を頂いた同時期に、別の作品の制作が入っていて。かなり忙しい時期だったので、なかなか二つ返事で了承するのは難しかったんです。もちろん、完成した今となっては「やってよかった」と思いますし、出来上がった映画にはすごく満足しています。
また、(監督作としては)2作目なので、前作からどう差別化していこうかということはお話を頂いたときから考えていました。
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