飯豊まりえ、大女優・田中美佐子の手綱を握る? 宅間孝行「まりえ、頼んだぞ」

2019/11/14 08:57 配信

芸能一般

舞台「流れ星」の会見に登壇した飯豊まりえ、田中美佐子、宅間孝行(写真左から)


脚本・演出家で俳優の宅間孝行によるエンターテインメントプロジェクト「タクフェス」の舞台第7弾「流れ星」が、10月から全国8カ所で巡演中。

11月13日から始まる東京公演を前に公開ゲネプロが行われ、宅間の他、田中美佐子飯豊まりえ柳美稀富田翔三津谷亮冨森ジャスティン川村エミコ松村優越村友一遠藤瑠美子若林元太ダンカンが記者会見に登壇した。

「流れ星」は、2006年に初演、2009年に再演した、東京セレソンデラックス(宅間が主宰した劇団)の代表作。タクフェス初参加となる田中、舞台初出演の飯豊の共演によって、10年ぶりに感動の名作が再び幕を上げる。

田中美佐子「宅間さんを褒めたくはないけど(笑)」作品を絶賛


会見では、まずダンカンが「マスコミの皆さんから取材を受けるのは昨年の事務所騒動以来。ドキドキしているんですけどね。(ビート)たけしさんが出て行ったおかげで、うちもすごい赤字を食らいまして…」と会場を笑いに包むと、その後は笑いっぱなしの明るい会見に。

宅間は「美佐子さんがすごくやりたい放題にやってくれている、お客さんがここまでやる?って(驚くくらい)。これだけの大女優なのに、こんなに生き恥さらしていいの?みたいなことをたくさんやっています。本当に弾けてもらって、さすが欽ちゃん(萩本欽一)のところで鍛えた美佐子さんって。最後はせつないぐっとくるお話ではありますけど、きっちりと締めるところは締めていただいています。そんな美佐子さんを最年少の飯豊まりえが手綱を握っている感じで、普通は逆なんじゃないかって。そんなコンビが今回の見どころだと思います」とコメント。

田中美佐子は星野夏子を演じる


田中は「とてもリアルな夫婦の冷めたお話で、冷えきってここまできたら終わりだなぁみたいな夫婦から始まるので、(実際に)こうなったら嫌だなぁって思っていたんですけども、なぜかそのリアルな中にメルヘンが入っていても、まるで違和感がない。こういう格好した人(飯豊演じる魔法使い)が出てくるんだけど、現実として私が受け止められるようなストーリーになっているのが…あんまり宅間さんを褒めたくはないんですけど(笑)、この本は実に良くできていて。本“は”うまい。本当にすごい。こんな本を書ける人、なかなかいないよって思ったから」と、作品を書いた宅間を絶賛する。

飯豊も「日常において当たり前のことってないんだなって、この作品は気付かせてくれると思います。私は両親にこの舞台を見せたいなと思うくらい、本当に家族が温かいって気持ちに、また一つなれるんじゃないかなっていう作品が…見られると思います(笑)」と、作品をアピールした。