飯豊まりえ、大女優・田中美佐子の手綱を握る? 宅間孝行「まりえ、頼んだぞ」
田中美佐子、萩本欽一との違いに困惑?
また、稽古中の演出家・宅間について、ダンカンは「すごい厳しいですよ。もちろん体罰はありませんけど、昔よく学校の先生に殴られたりして、大人になったらその先生のことがすごくありがたいし、覚えているじゃないですか。それの現代版。もちろん殴ったり蹴ったりはしないけど、心に刺さりますよ」と語る。
田中は「厳しい方というのはうわさに聞いてはいたんですけど、実際に入ったら演出は厳しかったです。小うるさい。小うるさいです。生まれて初めて息継ぎまで教えていただいたんですよ。その時は怖くて言えなかったんですけど、『あそこ息継ぎしちゃいけないの?』みたいなのを、家に帰ってから主人にキレて。でも、言われた通りやっているとそっちの方がお客さんに伝わっているのかなって。でも、その(宅間の)言い方だけですよね。欽ちゃんはOKだったことも、宅間さんは『これが普通でしょう?』って。私は欽ちゃんに鍛えられていたから」と演出の違いに戸惑ったことを告白。川村も「(宅間は)ちょっとお口が悪いよね」と訴えた。
一方、飯豊は「初めての大きな舞台だったんですけど、(宅間は)とても厳しいのかなってイメージがすごく強かったんです。でも、すごく愛があるなって思ったし、ちょっと自分の悔しい部分があって泣いてしまったりしたこともあったんですけど、その時も宅間さんが『たくさんのお土産(舞台で学べること)を持って帰ってほしいからやってほしい』って。すごく優しいところもあって、とても大好きです」と笑顔を見せた。
宅間孝行、飯豊まりえに「見事に裏切ってくれると思う」
宅間は、初舞台の飯豊の印象を聞かれ、「相当びびって入ってきたみたいなことを言っていたんですけど、すごく意識が高くて、最初は声もそんなに出ないし正直心配だったんです。稽古場に早く来るわけでもなく、(稽古後に)残るわけでもないので、やる気があるのかないのか分からないんですけど、割りと言われたことをちゃんとやってくるんですよ。たぶん、陰で相当やっていたっぽくて。怒られたくないから一生懸命やっていたのかもしれないですけど、稽古中はすごくどんどんどんどんよくなっていくので」と稽古中の様子を明かす。
さらに、「美佐子さんが逆にいい加減だったりするんで、『まりえ、頼んだぞ』って感じでした。僕がやってもらいたい演出の方向性があるんですけど、(飯豊は)それはスッと入ったみたいで。たぶん世間的に初舞台の21歳の女優さんだと、この役は(劇を)回していくのですごく大変な役なので、もしかしたら『飯豊まりえで大丈夫なのか?』みたいなことを思っている人がいるかもしれないけど、見事に裏切ってくれると思います」と期待。
飯豊は「頑張ります!」と笑顔で応えていた。
東京公演=11月13日(水)~24日(日)サンシャイン劇場
名古屋公演=11月28日(木)~12月1日(日)愛知・ウインクあいち
大阪公演=12月4日(水)~8日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
※新潟公演は台風で中止
※栃木、仙台、札幌、福岡は公演終了
出演=田中美佐子、飯豊まりえ
柳美稀、富田翔、三津谷亮、冨森ジャスティン
川村エミコ(Wキャスト)、近藤くみこ(Wキャスト)
松村優、越村友一、遠藤瑠美子、若林元太
ダンカン/宅間孝行
作・演出=宅間孝行
公式サイト=http://takufes.jp/nagareboshi/
公式twitter=@TAKU_FES_JAPAN