「ギター・マガジン」創刊号の表紙は誰だった? 編集部訪問ではしゃぐ音楽ずきおじさんたち

2019/11/09 21:00 配信

音楽

「ザ・カセットテープ・ミュージック」11月10日(日)放送は、リットーミュージックで収録

11月10日(日)放送の「ザ・カセットテープ・ミュージック」(毎週日曜夜9:00-9:55、BS12 トゥエルビ)は、前回に続いての企業訪問シリーズ。番組MCのマキタスポーツスージー鈴木、カセットガールの“とんちゃん”こと外岡えりかが、多くの音楽雑誌を発行するリットーミュージックを訪問する。

「ギター・マガジン」「ベース・マガジン」「キーボード・マガジン」など、数々のプレーヤー向け音楽雑誌を出版するリットーミュージック。その制作現場である編集部に案内されたマキタスポーツスージー鈴木は、目の色を変えて部内を物色する。

代表雑誌「ギター・マガジン」は、1980年の創刊号からのバックナンバーが書棚に並べられており、二人は大興奮しながら雑誌を次々と手に取り閲覧。ひいきのミュージシャンの記事を見つけては声をあげる。「創刊号の表紙は誰か?」を予想するなど、予定以上の時間をかけて編集部探訪を楽しんでいた。

リットーミュージック会議室を借りて収録したトークの特集テーマは、「バンドやろうよ」。マキタスポーツスージー鈴木が、音楽プロデューサーになった気分でバンドメンバーを選出し、それぞれが理想とするバンドを編成してみようという企画。

セレクトしたミュージシャンの演奏を堪能できる一曲をピックアップして紹介した後、そのミュージシャンについて思い入れを熱く語っていく。

「野球のベストナインみたいなものですね」と例えたスージー鈴木は、「私がドラフトで選びましたのは『ソニー系オールスターズ』。EPIC・ソニー、CBS・ソニーからベース、ドラム、キーボードのベストメンバーです」と3人を選択指名する。

中でも、「自信を持っておすすめします」と言って取り上げたのは、BO GUMBOSのキーボード担当、Dr.kyOn。BO GUMBOSの名曲「魚ごっこ」「見返り不美人」でのプレイを堪能する。その華やかな演奏を耳にして、とんちゃんも「カッコいい~」と聴き惚れる。

マキタスポーツは、Dr.kyOnと仕事を共にしたことがあり、その時のエピソードを披露。スージー鈴木に負けない心酔ぶりを見せる。

一方、マキタスポーツは「反歌うまバンドを現代に啓蒙したい。『粋』というものの継承」という視点にこだわり、今回の選曲、ミュージシャン選びを行った。

まずは、かまやつひろしの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」という曲を聴かせる。これは1975年の大ヒット曲「我が良き友よ」のB面収録曲だが、A面とは全く曲調を異にする。1990年代渋谷系ムーブメントの頃に高く再評価された「粋な」楽曲だ。バンドメンバーセレクトは、この曲を演奏させたいと思うミュージシャンを選んだのだという。

マキタスポーツは、ギター、ベース、コーラス担当の3パートで選出。その保守的ともいえる人選に、スージー鈴木は「豪華やなあ」と漏らす。

スージー鈴木コメント


EPIC・ソニー、CBS・ソニーというテーマを決めたときに、ボーカルにNOKKO、ラッツ&スターという選択もあるかなと頭をよぎりましたが、選べるのが3枠だったので、あえてボーカルとギターを抜きました。

今回は、Dr.kyOnを強くフィーチャーしたかったんです。後にも先にもああいうキーボードを弾く人はいないですよね。マキタさんが共演したことがあるというのも聞いていたので、これは何をおいても選ぼうと思いましたね。BO GUMBOSはバンドとしての活動期間は短かったですが、実力のあるミュージシャンは残りますよね。

マキタさんはすごく意外な選択をされていました。忖度のないまま、それぞれが勝手に準備していますので、二人の選択方針の違いも楽しんでください。