映画「ひとよ」(公開中)の公開記念舞台あいさつが11月9日に東京都内の劇場で行われ、出演者の佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優、MEGUMI、佐々木蔵之介と白石和彌監督が登壇。
同作品は、2011年に劇作家・桑原裕子率いる劇団KAKUTAが初演した舞台「ひとよ」を映画化したもので、一夜にして激変する家族の運命を通し、尊くも時に残酷な“家族の絆”、言葉にできない“究極の愛”を、見る者すべてに問い掛けるヒューマンドラマ。
タクシー会社を営む稲村家の母・こはる(田中裕子)は、夫の暴力から子どもたちを守るために夫を殺害する。
そして、こはるは子どもたちに15年後の再会を誓って姿を消す。15年後、心の傷を隠したまま大人になった雄二(佐藤)ら三きょうだいの前に、こはるが姿を現す…というストーリー。
舞台あいさつでは、佐藤が「僕自身、映画を見た時に『このキャラクターたちとお別れしなくてはいけないのか…』と寂しくなるような映画が好きなのですが、この作品を見てくださった方たちから、そういった『この家族たちの、その先が見たい』とか『この先をどう生きていくのかまで想像しちゃう』といった感想を頂けて、すごくうれしいです」と語る。
また、共感したせりふについて佐藤は「(松岡演じる)園子がベロベロに酔っぱらってリバースした時に、『まだ吐くよ!』って言うんですけど、あのせりふめちゃくちゃ良い! 一番良いかもしれない。あんなリアルなのない(笑)」と告白。
白石監督から「あれ、茉優ちゃんのアドリブじゃないですか?」と聞かれた松岡が「そうです」と答えると、佐藤は「台本にはないんだよね。さすがですね…」とうなった。
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