――好きなシーンはどこですか?
「僕はゆかりのキャラクターが好きなので、基本的にゆかりが出ているシーンはみんな好きです。特に好きなのは、ゆかりが帰ってきたときに、慎平はヘッドホンをしていて気付かなくて、ゆかりがわざとカバンをドン!って置いて気付かせるところとか、勝手に慎平のものを片付けようとしたゆかりが慎平に止められて、お仏壇の前で慎平のギターに合わせて、『私、幸せになるね』みたいに歌っているところ。福田麻由子さんのお芝居がすごく良くて、ゆかりという存在のヤバさがよく分かるシーンになってるんです。若干コミカルにも見えたり、絶妙なんですよね。実際に一緒にいたら大変でしょうけど、見ている分には面白いです(笑)」
――DVD特典には「ラ」の1年前の3人を描いたスピンオフ「ソ」「ソ#」も入るそうですね。
「エチュードといいますか、本編の1年前のバンドが壊れ始めた瞬間を撮ったものです。台本がほぼほぼない中で撮ったんですよ。ライブシーンも入るそうです。映画を見てくれた人にとって一番気になってるところだと思うので、特典としてはかなりいいと思いますし、楽しめると思います」
――「ラ」はご自身の中でどういう作品になりましたか?
「自分が今までやったことのない役柄だし、泥臭いシーンも多いので、僕が提示できる引き出しが増えたという感覚です。とてもありがたいことだと思っています」
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