令和初の“ウルトラマン俳優”井上祐貴 変身シーンは「できればもう一度取り直したかった」!?

2019/12/04 07:00 配信

ドラマ

「ウルトラマンタイガ」で主人公・工藤ヒロユキを演じる井上祐貴撮影=玉井美世子


ウルトラマンタロウの息子・タイガが活躍することでも話題となっている「ウルトラマンタイガ」(毎週土曜9:00-9:30、テレビ東京系)がいよいよクライマックスを迎える。令和初のウルトラマンシリーズとなった今作の主人公・工藤ヒロユキを演じる井上祐貴に撮影を振り返ってもらいつつ、俳優としての目標などを聞いた。

――すでにクランクアップしているそうですが、「ウルトラマンタイガ」を撮影した日々はどんなものになりましたか?

やり切った、という感じがありますね。一番大変だったのは、お芝居の面です。とにかく初めてのことばかりでしたし、特撮ということでグリーンバックでの撮影もあったので、想像力も働かせないといけなくて…最初は苦戦しました。撮影が進む中で第1話が放送されて、それをオンエアで見たときに初めてイメージが確立されたのを覚えています。

――今作は主人公がウルトラマンタイガ、ウルトラマンフーマ、ウルトラマンタイタスという3体に変身できるというシリーズ初の設定もありましたが、変身シーンについては、ちょっと複雑な思いがあるそうですね。

前作の「ウルトラマンR/B(ルーブ)」よりはシンプルなので、僕としてはありがたかったのですが(笑)、変身シーンはクランクインして1週間ぐらいの頃に撮影して、それをずっと使い続けるとのことで、すごく気合いが入っていたんです。家でも練習しましたけど、ダンスの振り付けみたいで難しくて。でも、まねをしてくれる子どもたちのためにもカッコよく決めようと思ったら力み過ぎたりして、何度も撮り直しました。ずっと残るものだと思ったら、もっとカッコよくできたんじゃないかな、もう一回撮り直したいな…っていう思いはずっとありましたね(笑)。

――学ぶことも多かったと思いますが、撮影を通して一番変わったなと思うところは?

この仕事を始めて1年と少しというのもあって、正直最初は全然お芝居ができなくて、冷や汗しかかいていない時期もありました。だけど気づけば、監督や先輩方と意見交換ができるようになって、そういう時間が楽しいと思えるようになっていました。元々、人前に立つことがそこまで得意ではなかった自分が、お芝居をしていて、イベントなどでファンの皆さんの前に工藤ヒロユキとして立っていて…。そう考えると、とても不思議な気持ちになりますし、素直に嬉しいです。

――クライマックスに向けての見どころを教えてください。

地球に最大の危機が迫る中、ヒロユキが勤めている民間警備組織「E.G.I.S.(イージス)」の仲間4人の結束力が試される展開になっています。そこは台本読んでいても演じていても楽しくて、ワクワク、ゾクゾクしました!

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