“3A”、“あな番”の恐怖が脳裏に浮かぶ…考察型ドラマ「フォローされたら終わり」 は現代人必見の“SNSの教科書”

2019/11/20 12:00 配信

ドラマ SNS

「フォローされたら終わり」(C)AbemaTV


登場人物やドラマの公式がInstagramやブログをリアルタイム更新していく手法は、近年とても人気。放送中のものだと「おっさんずラブ-in the sky-」(土曜夜11時15分、テレビ朝日系)の機長・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)によるInstagram「武蔵の部屋」(@musashis_room)や、「モトカレマニア」(木曜夜10時、フジテレビ系)主演・新木優子がオフショットなどを掲載するブログ(https://ameblo.jp/motokaremania-arakiyuko/)などがある。

視聴者にとってはドラマの世界を身近に感じられるメリットがあり、制作側としては撮影裏話や現場の雰囲気を余すところなく世に放出できて、宣伝にもなる。放送とSNSを同時に楽しみ、ドラマに参加しているような感覚は、スマホ世代ではもはや定着している。

仲間同士が疑心暗鬼になっていく最悪の展開に…


SNSと上手に付き合える人は、インターネットを正しく使う能力の“ネットリテラシー”が身についている。後先を考えず、安易な使い方をすると、たちまち想像を絶するような痛い目を見ることになる。ドラマ「フォローされたら終わり」で描かれる若者たちの災難は、誰にでも起こり得ることだ。

現代人にとってSNSの何が恐ろしいのかを分かりやすく描く“SNSの教科書”的な作品という視点から、スピード感溢れるサスペンスを味わってみてもいいだろう。

次回は11月24日(日)放送の第9話&10話。高校時代の担任・姫野(おのののか)が「百万円社長」だと疑う純子は、彼女をかばう壮太郎とゆまさえも怪しいと疑い始める。純子は友達を全部なくしても犯人を捕まえたいと決意を見せ、美由紀の夫・梶浦(中尾暢樹)を使い独自に調査をはじめていた。そんな中、またしても「百万円社長」にフォローされた人物が、新たな被害者となってしまう…。