東村アキコ原作コミックが、開局50周年を迎えるテレビ宮崎でドラマ化「今こそ宮崎県民の笑いのセンスを全国に」

東村アキコ原作「ひまわりっ　～健一レジェンド～」が、テレビ宮崎開局50周年作品として、ドラマ化されることが決まった。タイトルは、テレビ宮崎開局50周年ドラマ「ひまわりっ　～宮崎レジェンド～」で放送は2020年春。一話15分の全10話構成となる。詳細な出演者は明かされていない。

「ひまわりっ　～健一レジェンド～」は「モーニング」(講談社)で2006 年から 2010 年まで連載され、東村にとって初の週刊＆青年誌連載となった作品。宮崎県を舞台に主人公のアキコが、突拍子もない言動で周囲を困惑させるマイペースな父親・健一1号と、植物にやたらと詳しい超天然な彼氏候補・健一2号に振り回されながらも漫画家を目指す姿を描いたギャグマンガで、東村自身の美大卒業後の経緯を元に、実話を交えながら描かれている。

今回、2020年に開局50周年を迎えるテレビ宮崎が「皆が笑って楽しめる連続ドラマを作ろう」と、宮崎県出身の漫画家・東村アキコ原作のコミック「ひまわりっ　～健一レジェンド～」のドラマ化を企画。東村も快諾し、プロジェクトが始動した。テレビ宮崎の水主、阿部両プロデューサーは今作のテーマを「宮崎スタンダード」と表現。「宮崎あるあるネタがたっぷり詰まった超ローカルコメディで、ドラマを通して、宮崎の魅力を全国の方々に知っていただくきっかけになれば」と語る。

また原作者の東村も宮崎県に住んでいた頃、テレビ宮崎で放送されていた「さんさんサタデー」によってユーモアセンスを育まれたといい「笑いの師匠とも言うべきUMK(テレビ宮崎)が『ひまわりっ　～健一レジェンド～』をドラマ化すると言ってきてくれました……！　今こそ、宮崎県民の笑いのセンスを全国に知らしめる時です！！！！」と意気込んでいる。

詳細なキャストは未発表だが、監督は「忘却のサチコ」(2018年テレビ東京)や「ムシューダCM」(エステー株式会社)を手掛けた石井聡一。脚本は俳優としても活躍する池田鉄洋が池田テツヒロ名義で務める。