2019年12月1日(日)、大阪・大阪城ホールにて開催される、第37回「サントリー1万人の第九」。12月21日(土)には、MBS・TBS系にて放送される。1983年の第1回開催以来、師走の風物詩となった本イベントは、ベートーヴェンの「第九(交響曲第9番ニ短調作品125)」を、まさに1万人が合唱する一大コンサート。1999年以降は日本を代表する指揮者・佐渡裕が総監督・指揮を務めている。
このイベントで、2013年から行われているのが“詩の朗読”。毎年豪華ゲストが舞台に立ち、「第九」の第四楽章で合唱されるシラーの詩「歓喜に寄せて」を翻訳した「よろこびのうた」を読み上げる。これまでの朗読ゲストは、仲間由紀恵、井川遥、栗山千明、佐々木蔵之介、小栗旬、有働由美子というそうそうたる顔触れが務めてきたが、今年は霜降り明星・粗品が担当することに。史上最年少にして初の芸人の朗読ゲストという大抜擢だが、実は本サイト「ザテレビジョン」のインタビュー記事が、そのきっかけを作ったという。
そんな中、粗品の取材会が都内で実施。「1万人の第九」や、総監督・佐渡裕への思い、またクラシック音楽への憧れ、漫才とクラシックの共通点などについて、熱く語ってくれた。
――憧れの「1万人の第九」の朗読ゲストに選ばれた今の心境は?
粗品:とても光栄です。そして、非常に楽しみです。ただ、長い歴史を持つ番組の中で、そうそうたる方々が務められてきた“朗読”という大役ですので、番組を台無しにしてはいけないというプレッシャーがとにかくあります。だから、普段の仕事とは全く別の脳みそを使って、一生懸命やらせていただきたいと思っています。
――なんでも、われわれザテレビジョンが取材したインタビュー記事がきっかけで、今回の出演が決まったそうですね。
粗品:そうなんです。ザテレビジョンさんに、全く関係ない話題でインタビューしてもらったとき(2019年5月17日配信「M-1&R-1 二冠制覇で各界が注目! 霜降り明星・粗品の「ゲーム愛」と「今一番出たいテレビ番組」」)で、「出てみたいテレビ番組は?」という質問に、「『1万人の第九』です」って答えたんですね。僕は、もともと「1万人の第九」がめっちゃ好きで、ただ真面目に言うただけなんですけど、その記事をたまたま佐渡裕先生が見てくださっていたらしくて。それでなんと佐渡先生から直接オファーを頂いたんです。佐渡先生のこともめちゃくちゃリスペクトしているので、本当にうれしかったですし、何でも口に出して言うとくもんやなって思いましたね。次は「SASUKE」(TBS系)に出たいです(笑)。
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