平和の使者・前川清? えとう窓口と沖縄ふれあい旅へ

2019/12/02 18:20 配信

バラエティー

沖縄県八重瀬町を旅する前川清&えとう窓口

九州朝日放送(KBC)で放送中の「前川清の笑顔まんてんタビ好キ」の沖縄ロケが11月24日(日)に沖縄県八重瀬町で行われた。

同番組は前川清えとう窓口(Wエンジン)が“旅手形”に記されたキーワードを頼りに、九州各地を巡り、現地の人々と触れ合う旅番組。

飛行機からきれいな海を眺め、沖縄そばも堪能し、ロケ前から上機嫌な2人が訪れたのは、沖縄本島南部に位置する八重瀬(やえせ)町。“旅手形”に記されたキーワードは「素通りされがち…だけど!」。

「平和祈念公園」がある糸満(いとまん)市やパワースポットで有名な南城(なんじょう)市に挟まれ、素通りされがちな地域だが、誇れるものがたくさんあるという。旅は「富盛の石彫大獅子(ともりのせきちょうおおじし)」前からスタート。火災を防ぐために建てられた獅子は、300年以上も前に建てられた沖縄最古のもの。さっそく八重瀬町が誇れるものから、2人の旅が始まった。

最初に訪れた民家で、前川が「こんにちは~」と呼びかけると、おじぃは「なんで!?」と突然の訪問に驚いたようす。前川に対して「やせたね」と言うおじぃ。前川から「初めて会いましたよね?」という問いかけに、「いつもテレビで見てるから」と気さくに話す。そんなおじぃから、沖縄の方言としてよく使われる「なんくるないさー」という楽観的にも見えるような言葉に対して、別の意味を知ることになる。

続いて、訪れた立派な家には、上品なマダムが登場。幼少期のころに体験した悲惨な戦争の話に、耳を傾ける2人。この番組の大ファンだというマダムは、前川を「平和の使者」と崇めるほどだったが、一緒にいた、えとうを見たところで、話は思わぬ方向に転がっていく。その後も、現地の方々と触れ合い、撮影は快調に進んでいった。

初めての八重瀬町ロケを終えて、前川は「沖縄は楽しく温かい人たちばかりで。(その中には)戦争の話も聞きましたし…だけど、そういう体験を乗り越えてきたからこそ、皆さんいい笑顔になってるんでしょうね」と、前川自身も笑顔で語る。

えとうは「もうリゾート気分でしか来ていないんですけど、番組のおかげで“なんくるないさー”の言葉の深さと重さを知ることが出来た。これからも(沖縄の方との)出会いと、リゾートを含めてまた来たいなぁと思いました」と、八重瀬町ロケを楽しんだようすだった。

2020年4月に放送9年目を迎える同番組。「出会いがあって番組が成り立つから、去年みたいにいい人との出会いがあったらいいなぁと。一年一年がそういう繰り返しです」と、人との出会いに感謝しきりの前川。出会いに感謝をしながら、9年目も九州各地を駆け巡る。

今回の八重瀬町の旅は、2020年1月19日(日)正午から放送予定となっている。

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