草なぎ剛「こんな環境でギターが弾けるって、とんでもない奇跡」と“はっぴょう会”を振り返る【連載コラム】

2019/12/13 00:00 配信

芸能一般

草なぎ剛が“はっぴょう会”の当日の心境やステージの様子を振り返り撮影=諸永恒夫


11月27日、28日に「草なぎ剛のはっぴょう会」を開催した草なぎ剛。月刊ザテレビジョンの連載「お気楽大好き!」では、本番を終えたばかり(取材時)の心境やステージの様子を振り返り。また、来たる2020年についても話してもらいました。

和田唱と奥田民生からのエールに感動!


「草なぎ剛のはっぴょう会」が終わりました。2日間、緊張したけど、リアルにそのときそのときの空気が音になったというか、みんないつも以上に集中して僕のギターの音を聴いてくれた。楽しかった。新しいこと尽くしで、素直にその場にいて感じたことを楽しんでた。掛け替えのない経験になりました。

今回、僕が作った1曲1曲を素直に届けたいと思って、最初に僕1人で歌うコーナーを作ったんです。ギター1本だとどうしても技術がなくて表現しきれなかった部分を、キーボードの谷ちゃん(谷口雄)とドラムのみっちゃん(光永渉)が参加してくれて、僕の曲に色を付けてくれた。それぞれいい感じに仕上がったと思います。

ゲストの方は皆さん最高でした。初日の和田唱くんは、ギターシャッフルを僕に教えてくれたギターの師匠。打ち合わせで「曲は『Raspberry』がやりたい。人生初めてのことをやりたいので、この曲のソロを僕も弾きたい」と言ったのね。そしたら唱くんが「いいよ、好きなだけやりなよ」と言ってくれて。

僕のLINEにソロのフレーズを何パターンも送ってくれたんです。それを僕は映画「ミッドナイトスワン」(公開日未定)の撮影現場で受け取って、凪沙の格好で撮影合間にロッカーモードでずっと練習していた(笑)。一流のギタリストが丁寧に教えてくれる。僕は恵まれてますよね。

奥田民生さんは本当に忙しくて、事前に一度もお会いできなかったのね。当日何の曲をやるのかも民生さん次第。すごい緊張した。ただならぬオーラがあって。でも、めちゃめちゃ優しい人で。本番のステージに行く前、僕が楽屋を出たときに、お二方が出てきて送り出してくれたんです。「頑張ってこいよ」って。もうそれで感動しちゃって。

しかもアンコールで3人で歌う前、民生さん自ら僕のTシャツを着てふらっと出てきてくださって。全然そういう話はなかったので、唱くんは慌てて着替えに戻ってた。ライブを心得ている人だから、ギターも歌も神レベル。「イージュー★ライダー」も「さすらい」も大好きな歌。本当に幸せだった。