第44回報知映画賞の授賞式が12月18日、東京都内で行われ、主演男優賞の中井貴一、主演女優賞の長澤まさみ、助演男優賞の成田凌、助演女優賞の小松菜奈、「キングダム」で監督賞を受賞した佐藤信介らが登壇。その中から小松、成田、佐藤監督、そして贈呈ゲストや審査員として登壇した山崎賢人、YOU、LiLiCoらのコメントを紹介する。
「来る」でのエキセントリックな演技、「閉鎖病棟―それぞれの朝―」でのシリアスな演技で助演女優賞に輝いた小松。
審査員を代表してトロフィーを贈呈したYOUは「いつもステキな女の子ですけど、『来る』がとにかく衝撃的で。それと両極端な『閉鎖病棟』と。それだけじゃなく、映画に引き込まれて『これ、誰?』となってから菜奈ちゃんだと気付くことが今年は3、4回ありました」と彼女を称賛する。
小松は「報知映画賞は、(デビュー作である)2014年の『渇き。』で新人賞を頂いて以来の受賞で、今あらためてグッと来ています。賞を取るために頑張っているわけではないけど、あぁ、伝わったんだなぁ、頑張ってよかったなぁと思えて、純粋にうれしいです。皆さんのおかげです。これからも一つ一つ頑張りたい」とコメント。
一方、「チワワちゃん」「愛がなんだ」「さよならくちびる」の演技で助演男優賞を受賞した成田にトロフィーを渡したのは、つい3年前、無名の成田と濡れ場を演じたという審査員のLiLiCo。
「そのときは『誰ですか?』だったのに、たった3年間でものすごい勢いで上ってきた。どの役も普通にいそうな難しい役柄で、正解もない中で、いろんな葛藤があったと思います。演技だけじゃなく、プロモーションなどの受け答え、サービスも完璧でした」と絶賛。
さらに、共演の深川麻衣にも花束を贈呈された成田は「今年は、役者をやってていいのかなと不安なものをたくさん感じ、迷いながら演じた年でもありました。こうして賞を頂けたということは、先ほどLiLiCoさんがおっしゃった“正解”というものにたどり着いたと考えていいのかな、とちょっとだけ自信をもらえました。主演男優賞…じゃなかった(笑)、助演男優賞にふさわしい俳優になるべく、今後も頑張っていかなければと思います」と結んだ。
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