中島裕翔&間宮祥太朗「5年ぶりに共演できることがうれしかった」<「僕はどこから」インタビュー>

2019/12/19 07:05 配信

ドラマ

「僕はどこから」に出演する、間宮祥太朗撮影=藤本和史

人気の同名漫画を初映像化し、2020年1月8日(水)にスタートするドラマ「僕はどこから」(毎週水曜深夜0:12-0:52、テレビ東京系ほか)。文章を書き写すことで他人の思考をコピーできる小説家志望の竹内薫役を中島裕翔、薫の元同級生でヤクザの組長・藤原智美役を間宮祥太朗が演じる。

10代からの古い付き合いだという2人がそれぞれ本作での役どころを語った。

4回目の共演でバディ感ばっちり


中島「原作を読ませてもらったとき一番面白いなと思ったのが、薫が毎回、究極の選択を迫られるところ。替え玉をするのか地道にやっていくのか…といった選択に毎回すごく葛藤するんです。漫画だと絵だからその心情が分かりやすいんですけど、ドラマでは一体どんなふうになっていくんだろう?ってワクワクしました」

間宮「究極の選択、いつも迫ってすみません(笑)」

中島「あはははは。主に迫ってくるのは智美だからね」

間宮「そう。智美は若くしてヤクザの組長という役なんだけど、初めて聞いたときは、これは大変な覇気みたいものを持って演じなきゃいけないぞと」

中島「え、もともと持ってるじゃん。気付いてなかった?」

間宮「こんな子羊のような僕が?」

中島「どこがだよ!(笑)」

間宮「ただ、今までと違ってここまでシビアにやる役も初めてだったから、そういう意味のうれしさはあったな。あとは裕翔との4回目の共演。薫と智美の2人のバディ感みたいなものが台本からすぐ想像できたのは大きかった。10代からの古い付き合いだし、やりやすいだろうなって」

中島「空気感も絶対作っていきやすいと思ったし、そこの心配は俺もなかった。何より、5年ぶりに共演できることがうれしかった」

間宮「俺も。こんなこと面と向かって言うのは恥ずかしいけどね」

――薫のように、2人も他人の思考を読み取ることができたら?

中島「自分の好きなアーティストさんの歌詞を書き写して、どういう思いで書いたんだろうっていうのを知りたい。例えばラブストーリーなのか友情なのか…みたいな、妙に気になるやつあるじゃん?」

間宮「あるね。誰が好きなの?」

中島「俺はBUMP OF CHICKENさんの楽曲。めちゃめちゃ意図を紐解きたくなる深い歌詞だから。逆に、これは自分の想像の範囲内で止めておけばいいやっていうのもあるんだけどね」

間宮「俺は古典。今風に訳すと、ちょっとビックリするようなことを言ってるやつもあるんだって。“リア充爆発しろ!”とか(笑)」

中島「わはははは。それ超面白い。時代は違っても昔の人も同じようなこと思ってたってこと?」

間宮「なのかな。しかも昔の言葉で書いてあるだけで、何かすごいこと言ってそうに感じるじゃん?作者の本心はどうだったんだろうっていうのを探ってみたい」

取材・文=川倉由起子