役も本人も30歳だというのに、幼い男児や小動物のように見える千葉。
元来持つキュートな顔立ちを120%生かす演技は、2010年に俳優デビューした「天装戦隊ゴセイジャー」(テレビ朝日系)の主演以来、「桜蘭高校ホスト部」(2011年、TBS系)、「家売るオンナ」シリーズ(2016年ほか、日本テレビ系)、「わろてんか」(2017年、NHK総合ほか)、「プリティが多すぎる」(2018年、日本テレビ系)など、着実に数多くの経験を積んできた結果、身に付いたものだろう。
可愛いだけでなく、Sッ気のあるキャラや喜怒哀楽が激しめの役も難なくこなす。作品に登場すると必ずネットがザワつくような存在感を発揮しているのだ。
2020年2月21日(金)公開の映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」では、前作の出演に引き続き、刑事・加賀谷学役で主演を務める。“転機”となるかは他人が決めることではないが、“おっさんずラブ”以降も千葉の活躍はより一層、勢いを増すに違いない。
今回“おっさんずラブ”というモンスター級の人気を誇るシリーズ作品に出演するプレッシャーに打ち勝って一皮むけたことで、千葉は役者としての“度胸の強さ”も見せつけた。
男であるとか女であるとか、また老いたとか若すぎるといったことを気にするような世界ではなく、「人が人を好きになること」を描く“おっさんずラブ”には、千葉雄大の年齢不詳さや、性別を超えた可愛らしさが見事にマッチしたのである。
最後まで恋の行方が予想できない最終話は、12月21日(土)放送。
黒澤が突然のパイロット引退宣言をする。その決断に春田は、自分でも驚くほどに激しく動揺する。一方、社員寮を出て行った四宮の行方を心配する成瀬は、四宮が黒澤家に居候していることを知る。(文=ザテレビジョン ドラマ部)
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)