「目は口ほどにものを言う」。いま彼女ほどこの言葉を体現する若手俳優はいないだろう。
事務所が運営する今田の公式サイトでは0歳からの彼女の生い立ちを写真で追うことができるようになっているが、どの年齢の写真も掛け値なしに可愛い。なかでもアーモンドのようなクリクリとした瞳が印象的だ。
しかし、女優にとって“可愛い”という称号がカセになることは往々にしてある。ルックスが完成されていればいるほど世間の評価のハードルが高くなったり、演じる役柄の幅が狭まったりするからだ。
今田の場合、大きな瞳はそのまま女優としての武器になっている。「ドクターX」の正子が大きな瞳をしばたかせるとそれだけで初々しい地方出身者に見えてくるし、「3年A組」では自分が知らず知らずのうちにクラスメートを死に追いやる一端を担っていたことへの後悔やネット社会への恐怖心をその瞳ににじませ、大粒の涙が見る者の心を動かした。
“福岡で一番可愛い女の子”のキャッチフレーズからスタートし、着実に女優の階段を上がる今田。快進撃の2年を経て、2020年は年初から大活躍。1月3日放送のSPドラマ「半沢直樹イヤー記念 エピソードゼロ」(TBS系)に出演し、1月スタートの連ドラ「ケイジとケンジ~所轄と地検の24時~」(テレビ朝日系)でドラマとしては初めての刑事役に挑む。連続ドラマ出演はこれで「セミオトコ」「ドクターX」に続き3期連続という多忙ぶりだ。
さらに、映画「ヲタクに恋は難しい」(2月7日公開)、「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」(2月22日公開)と早々に2本の映画が公開される。
「ドクターX」の正子役でもしっかり爪痕を残した今田。大人気ドラマでの貴重な経験を経て、新たなステージへと踏み出していく今田から目が離せない。(文=ザテレビジョン ドラマ部)
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