【紅白リハ】石川さゆり「決して当たり前ということはない」42回目の紅白への思いを語る

2019/12/29 17:56 配信

音楽

石川さゆりが紅白リハ2日目に登場

12月29日、東京・NHKホールにて「第70回NHK紅白歌合戦」(12月31日[火]夜7:15-11:45、NHK総合ほか)のリハーサルが行われ、石川さゆりが囲み取材に応じた。今年のテーマを聞かれると「令和という新しい時代が始まったので新しい時代の出発、夜明け、そういったものを作ってみたいなと思いました」と回答。

リハーサルではオーケストラの生放送に合わせて、出場回数42回目らしい堂々たるパフォーマンスを披露。テーマに合わせて、石川が好きだという蒸気機関車の発車音から曲が始まるという演出になっている。加えて、津軽海峡のイメージに合わせたという映像もパフォーマンスに彩を添えている。

また、昭和、平成、令和の3つの年号にまたがって紅白に出場し続けている歌手は6人しかおらず、石川はそのうちの1人だが、紅白とはどういうものかと聞かれると、「歌い手をやりながら一年の歌い納め、大晦日の過ごし方、新しい年の迎え方として10代から今日まで毎年過ごさせていただいております」と語った。

続けて、「ここ数年の日本の皆さんの毎日をニュースで聞いていても、決して当たり前ということはないんだと、今ある幸せというのは明日続くという保証もない。それは私たちとも同じ。ですから、ひとつずつをほんとに歌い納めという形で務めさせていただきたい」と紅白への思いを明らかにした。

また登場曲として石川の「天城越え」を使用していた元プロ野球選手のイチロー氏の引退に関して聞かれると「休むらしいですね。私は彼をスポーツマンとしても、生き方も考え方もとってもかっこいいなと思います」と話した。

演歌の道を極めているという点でイチロー氏に共感する部分があるか問われると「極めるというのは何かっていうといつも次のなにかがあるんじゃないかということを探し続けること、それが大事なことなのかなと思います」と歌手としての信念を語った。

今年の総合司会は内村光良(ウッチャンナンチャン)、和久田麻由子NHKアナウンサー。紅組司会は綾瀬はるか、白組司会は櫻井翔()が務める。同番組は2016年からオリンピックイヤーを目前にした今回の第70回まで4年間の共通テーマとして「夢を歌おう」を掲げてきた。その最後の年となる今年は令和初の紅白となる。