黒澤がパイロット引退を決めた。ラストフライトの日、機内アナウンスを志願した春田は、乗客の前で黒澤への感謝の気持ちを述べ、自分の中で黒澤が大きな存在であることを自覚した。
着陸後、「ヘリポートで待つなり」と黒澤を呼び出した春田は「俺はキャプテンが好きです」と切り出した。
動揺した黒澤は「俺があんまり好きだ好きだ言うもんだから、おまえ優しいから、困らせちゃってるんだよな、ごめんな」とたじろいだが、春田は「俺もよく分かんないんですよ!」と涙ながらに自分の気持ちを吐露。
「キャプテンのこと、好きになってもいいですかー?」と、以前黒澤から言われた告白をそっくりそのまま返した春田に、「マルーーー」と両手で大きくマルを作って黒澤がOKをした。
屋上で熱くハグした2人。最後は黒澤が「はるたん…」とつぶやいて、愛の物語は幕を閉じたのである。
「おっさんずラブ-in the sky-」における黒澤の恋は、常に真っすぐ春田へと向かっていたが、娘の緋夏(佐津川愛美)と同じ相手を好きになったことで父親として身を引いたり、春田を困らせてはいけないと葛藤の連続だった。
ライバルたちとの卓球対決やバッティング対決など、黒澤の思いが強ければ強いほどコメディー要素もたっぷりに描かれがちであったため、ストレートな春田からの告白シーンには「まさかキャプテンが結ばれるなんて」「逆転満塁ホームランじゃん!」と多くの視聴者が驚いた。
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