また、ジャニー氏との思い出を打ち明ける一幕も。「ザ少年俱楽部」に出演していたこともあり、NHKホールでの思い出は豊富だそうで、中島裕翔は「食堂のご飯をいつもみんなでおごってくれたり、『ジュース買ってきな』って言ってくれたり」とエピソードを披露。知念も「ジャニーさん、自分ですごく頼むんですけど、『お腹いっぱいだから、YOUたち食べて』って言うから、僕たちが食べなきゃいけなかったんです」と懐述した。
伊野尾慧は「『紅白』の合間は食堂に食べに行くことが多くて。薮とオーディション受けたときとか、ジャニーさんがラーメンの食券を配ってくれて。今回もその思い出のラーメンを食べにいきたいなと思います」とほほ笑むと、中島をはじめメンバーが「思い出の味になるよね」と笑顔を見せていた。
さらに、薮宏太が「(ジャニーさんは)NHKの売店のホタテの貝柱が大好きだったんです」と打ち明けると、高木も「あ~大好きだったね。もらえたらうれしかったですよね。高いやつね」といい、他のメンバーも激しく同意していた。
ABU TV SONG FESTIVAL in Tokyoに日本代表として出演したり、台湾公演を敢行したりと、活動の幅を広げた2019年。薮は今年を振り返る漢字一文字を「空」と答え、「台湾公演をやらせていただいたり、海外に行く機会もあって。また、台湾公演では久しぶりにフライングにもやらせていただいたので」と説明。さらに「ジャニーさんが見守ってくれてるんじゃないかという気持ちを込めながら」と空を観ながら笑顔で明かすと、八乙女光らも空に向かって手を振りながら満面の笑みを見せた。
現在、ツアー開催中で1月1日まで東京ドーム公演を行うなど、ハードなスケジュールが続くが、山田は「こんなありがたいことないです。これを年末の僕たちのお決まりとして、今後も続けていきたいです」と興奮した様子で明かし、薮も「ステージの上でお客さんの前にいるのも楽しいですし、『紅白』や『ジャニーズカウントダウン』を通じて、テレビの前でHey! Say! JUMPを感じてもらう機会があるので、この時期は素晴らしい経験をさせてもらっているなと毎年感じています」と感謝。
記者から「忙しいけど贅沢ですね」と声をかけられると、山田は同意し、「全てが終わった1月1日のライブがめちゃくちゃ楽しんです!おめでたい感じもありますし、紅白の緊張とか全てが解き放たれた感じがして、なんか特別感がありますね」としみじみ。それを受けて知念は「MCが長くなるよね」と笑顔で突っ込んでいた。
そして、来年の目標を聞かれると、「空」とかけて中島が「宇宙じゃない?」とニッコリ。また藪が「台湾や今回のコンサートツアーの演出は堂本光一くんがやってくれて、すごくいろんなノウハウを学ばせていただいて。そういう培ったものを自分たちで発信して、よりよいエンターテインメントをみんなで届けられたら」と宣言。
最後には令和元年の「紅白」ということで、“平成” JUMPとしてどうかと弄られると、中島は「久々にそういういじりをされました」と笑い、有岡は「もう2年になるとされなくなるかも」と苦笑い。そんな中、薮が「今回は、昭和に生まれた名曲を、平成生まれの僕たちが令和に届ける。3つの年号を僕たちまたいで、いろんな人に共感していただけるような曲を歌わせていただけて、今年の締めくくりにふさわしい楽曲だと思います」と胸を張り、締めくくっていた。
今年の総合司会は内村光良(ウッチャンナンチャン)、和久田麻由子NHKアナウンサー。紅組司会は綾瀬はるか、白組司会は櫻井翔(嵐)が務める。同番組は2016年からオリンピックイヤーを目前にした今回の第70回まで4年間の共通テーマとして「夢を歌おう」を掲げてきた。その最後の年となる今年は令和初の紅白となる。
※高木雄也の「高」は「はしごだか」
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