同作は、田中修治による小説を実写化したドラマ。倒産寸前の大赤字メガネチェーンを買収した一人の若者が、仲間と力を合わせて、絶体絶命のピンチを何度も乗り越え、世界進出するまでの話を描いた、実話を基にした波瀾(はらん)万丈エンターテインメントだ。
勝地涼が14億円もの負債を抱え、倒産確実といわれたメガネチェーン「サンデーズ」の再起を図る、破天荒な新社長・田村雄司を演じる他、自由な雄司に振り回されながらも金策に奔走する、元大手銀行勤務の財務会計のプロで雄司の相棒・奥田吉弘役を伊藤淳史。
女性社員・神戸麻美役を瀧本美織、雄司と常に行動を共にする弟分・松尾秀和役を稲葉友、元大手アパレルのすご腕バイヤーの社員・橋本悟役を丸山智己が務める。
さらに、なぜか雄司にメロメロ(!?)な奥田の妻役・貫地谷しほり、手段を選ばずサンデーズをつぶしにかかる最強のラスボス役・川平慈英といった個性派ぞろいの俳優がドラマを盛り上げる。
小さなデザイン会社を経営している田村雄司(勝地)はある日突然、倒産寸前のメガネチェーン「サンデーズ」を買収。
メガネ業界ナンバー1を目指して、付き合いの長い弟分・松尾秀和(稲葉)、口説き落として半ば無理やり仲間に引き入れた元エリート銀行員の奥田吉弘(伊藤)と共に、意気揚々と「サンデーズ」に初出社する。
しかし、そんな雄司らを待ち受けていたのは、冷ややかで反抗的な態度を取る社員たち。
そんな中、雄司は社内でも目立たない席でひっそりと仕事を続ける、神戸麻美(瀧本)の作った決算書に目を奪われる。その細やかな気配りと、丁寧な仕事ぶりに才能を感じた雄司は、彼女を社長直属のプロジェクトチームに抜てきする。
こうして新生「サンデーズ」が動き始めた矢先、雄司は突拍子もないことを言い始める。未来の「サンデーズ」を象徴するような新店舗をオープンし、全国の店舗スタッフ、そして本社の社員みんなで商品コンセプトやブランドイメージの認識を統一しようというのだ。
奥田は、売上不振に陥っている店舗の閉店と社員のリストラで大胆なコストカットを図るべきだと主張するが、「人は宝」と考える雄司はリストラを断固拒否。さらに、すでに新しい店舗は契約済みだと宣言し、奥田らは頭を抱えることに。
そんな折、喫煙所で休憩していた雄司は、窓際部長・橋本悟(丸山)から「私に商品部を任せてください!」と直談判される。
橋本は前職が大手アパレルのバイヤーで、商品生産のノウハウや業者との交渉にも自信があるという。そんな橋本の熱い思いを受け入れた雄司は、あっさりOK。その場で、橋本を商品部の部長に任命する。
一方、「サンデーズ」を世界一のメガネチェーンにするという目標を掲げ、雄司らが走り始めた矢先、敵対心をむき出しにした営業部長の三上英司(宮崎吐夢)らが辞表をたたきつける。
資金ショートやライバル店からの妨害。次から次へと襲い掛かってくるピンチを乗り越えて、雄司らはフェニックスのように羽ばたけるのか…。
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