5年ぶりのテレビアニメ作品を手掛ける湯浅は、いつも新しいことにチャレンジしている。そのことについて湯浅は「いつも『映像研』の3人と同じように楽しみながらアニメを作りたいと思っていますし、たいていのことはアニメで表現できると思っているので、これまでの例にとらわれずに思いついたことは『できるだろう』という思いでアニメを作っています。なので、今回は『映像研』の3人が思い描いたものが形になっていく…というところとつながっていて、想像したことができていくという醍醐味にあふれています。そういうところも今作の見どころかなと思っています」と語った。
また、普段は女優として活躍する伊藤は「お芝居をやらせていただいているときは、最初に一番大きいお芝居をやって、そこから“引き算”する形が多かったり、やりやすかったりするのですが、声のお仕事というのは自分では『ちょっと大げさじゃないかな…』と思ったところがちょうどよかったり、画に乗っかると雰囲気が変わったりするので、かなり“足し算”だなと思いながら、楽しみながらやらせていただいています。感情とか共通する部分もたくさんあるのですが、もともとあるものに自分なりの命を吹き込むということがすごく楽しいです」と笑顔を見せた。
現場の印象を聞くと伊藤は「演じていると熱気がすごいです(笑)。やりながら引っ張られていくという感覚があり、例えば3人の妄想の世界が実現していくところで、作品の中で浅草たちが『うおー!』ってなっていると演じている私たちも『うおー!』と熱くなってきて、一体感のある空気感が楽しいです」と感想を語った。
さらに、演じる上で意識していることや大変なことについて聞くと「専門用語が多くて、あのスピード感の中で言うことや、逆に焦りすぎて早口になってしまうこととかもあり、『難しいな…でも楽しい!』という気持ちです。意識していることは、浅草は二面性のある性格で、アニメについて熱く語っているときと、人前に出たときにもじもじしてしまうところのギャップがすごく愛おしくてかわいらしいなと思っているので、そこが伝わるようにしています」と語った。
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