<試写室>「芸能人モヤモヤ事件簿」カンニング竹山と“恩人”との絆に感動!「じんわり温かい気持ちに」

2019/12/28 10:00 配信

バラエティー

カンニング竹山を勇気付けた“第二の母”


すべて手書きのホワイトボードにも注目!(C)フジテレビ


芸能人たちの原点や恩人とのつながりを知ることができるこの番組。特徴的なのは、“捜査班”ことスタッフが、時間と労力をかけて“事件”を捜査していることと、事件の概要を紹介するホワイトボードがスタッフの手によって運ばれて来て、そこに手書きとは思えないほど上手なイラストと文字が書いてあることだろう。

この手作り感によって、番組のほっこりさが倍増されているのだろうなと思わされる。

“恩人”の知られざるエピソードにカンニング竹山の反応は?(C)フジテレビ


まず、紹介されるのは、竹山が抱えるモヤモヤ。その名も、「海の向こうから来た“第二の母” 伝えたい『俺売れたよ』事件」。今まで竹山は、テレビの力を借り、会いたい人などへの“モヤモヤ”をほとんど解決してきたという。

しかし、一人だけ解決できないのがこの“第二の母”だと明かす。25年前、竹山がサウナ店でアルバイトをしていた時の店長だった、“第二の母”こと台湾出身の江(こう)さんは、売れない芸人だった竹山をよく飲みに連れて行き、片言の日本語で「絶対、芸人として成功する」「信じてるよ」と励まし続けてくれたそう。

さらに、多額の借金を抱えていた竹山にお金まで貸してくれるなど、台湾に娘がいる江さんにとっても“日本の息子”のような関係だった。そんな江さんと竹山だったが、竹山に芸人としての仕事が増え、バイトを辞めたことをきっかけに会うことがなくなっていった。

捜査班は、江さんと竹山が勤めていた店のオーナーと接触し、江さんについての有力な手掛かりを得る。その中で、竹山も知らなかった江さんとオーナーとのやり取りが明かされるのだが、売れるという保証のない竹山を強く信じていた江さんの行動は、まるで本当の親が子どもに与える“無償の愛”のように感じられた。

そして、この事件の結末に、竹山が「バラエティーで本気で泣くと思わなかったな…」と涙を流す場面を見て、江さんの愛に支えられた竹山が、これからも芸人として活躍し続けてくれることを願わずにはいられなかった。