また、元・プロレスラーの北斗は、「病に打ち勝った原動力 世界最強のチャンピオンベルト事件」として、1997年にアメリカのプロレス団体・WCWに単身で乗り込み、世界女子王座で優勝した際の“チャンピオンベルト”についてのモヤモヤを語る。
ベルトを手にした北斗だったが、その後、団体が消滅。長年ベルトを返そうと思っていたが、その機会を失っていた。そんな中、2015年に乳がんを患った際には、このベルトが当時のことを思い出させ、病に打ち勝つ勇気をくれたという。
番組で流れた当時の映像を見て、ベルトが持っていた力に納得した。アメリカ人選手との試合では、アメリカの観客たちから北斗へ向け、むしろ清々しいほどのブーイングが飛ぶ。
さらに、流血するほどのすさまじい試合内容…。これを経験したことを思い出せば、絶対強い気持ちになれる。ここで、このベルトが、病と戦った北斗にとってどんなに重要なものだったかよく分かった気がする。
そして現在、病に打ち勝った今こそベルトをどこかに返すべきでは?という思いが北斗の中に湧き上がり、モヤモヤを抱えるに至ったという。
捜査班は、当時、北斗のマネジャー的役割や、試合中にも北斗勝利への手助けをしていたというサニー・オノオさんの元へ。
サニーさんは、北斗について、わがままで面倒くさい人だったと語りながらも、終始穏やかな表情で当時を振り返る。さらに、どんな気持ちでサポートしていたのかや、北斗が日本に帰ってからのエピソードまで、ここでも確かな“絆”や“愛”があったのだと実感させられる事実が判明する。
辛い時期を一緒に乗り越えた2人、そして北斗をサポートし続けたサニーさん。それぞれの気持ちを考えると、じんわりと温かい気持ちになった。そして、結末には、見ていてほほ笑ましくなるような出来事も。これはぜひ、皆さんの目で確かめてみてほしい。
ほか、高橋は、幼い頃の母との思い出の味、北村は、表現することを学んだという、自身の原点でもある人へのモヤモヤを打ち明ける。
出演者たちの悩みが晴れたことで、感動と同時に、「よかった!」とすっきりとした気分になった。
中には、問題が解決したものの、モヤモヤが増してしまった人もいたようだが…。
1年を振り返ることも多いであろうこの年末。新年に向け、“人生の”とまでは言わないが、“会いたい…”や“行きたい…”といったモヤモヤを解消するための行動を起こしてみるのもいいかもしれない。そんな気持ちになるほど、モヤモヤを解決した先にあるすばらしさに触れることができる番組だ。
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