――体も心も鍛えられるという筋トレですが、実は嫌だなと思ったことはないですか?
始めのうちはあったかもしれませんが、今はもうないですね。「つらい」とか「きつい」に勝る爽快感があることを僕自身知ったので。やりたくないときはありますよ。でも、そういうときはやらないですもん。そういうときにやってもけがしちゃうので。
――それはどんなときですか?
連日睡眠不足が続いているときとか、栄養が取れてないとか。やっぱり忙し過ぎるときはやらない方がいいですね。
――この1年は忙しくてあまりできなかったのでは?
筋トレの時間自体は減ってないんですけど、2019年はジョギングが全然できなかったですね。今までは月に100km走ってました。1回15kmを週に2回。1週間で30kmで、できないときもあるので、そうすると月に100kmちょっと。それを20年近く続けてます。この1年は、ジョギングを始めてから初めてというほど全然走れなかったですね。でも、もし走っていたら体調崩していたかもしれないから、しょうがないです。
――そこまでストイックにできる人はなかなかいないと思います。筋トレを始めようと思ってもなかなか一歩を踏み出せない人も多いです。
谷本道哉先生が「筋肉は裏切らない」って言ってますけど、筋肉って筋トレをしたら必ず反応があるんですよ。特に僕みたいに表面に脂肪があまり付いてない人はあっという間にパーンと腫れる。脂肪が上にのってる人は見えずらいかもしれないですけど、筋肉は使ったらすぐ反応してくれる。本当に筋肉は裏切らないので、とにかく何かやってみることが大事なんですよね。本当にすぐです。覿面(てきめん)。
――ご自身の筋肉が注目を集めたことについてどうとらえていますか?
今の年齢(47歳)になって注目していただけたことは実はいいことだと思ってます。人生100年と言われている中、40歳、50歳をいいコンディションで、人生の半分はいい状態で乗り越えないと、残り半分どうするんだろ?って思いますよね。もしかしたら僕や西川(貴教)さんが「筋肉体操」にキャスティングされるのはそういうことかなと思います。アラフィフ、これから日本をリードしないといけない世代の人たちに対するメッセージになるのかなと思いますね。
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