――“ラーメン屋さん”役ということですが、お芝居で苦労したことは?
湯切りが、もう…!昔ながらのラーメン店という設定なので、湯切りに使うのが平ザルだったんです。その扱いが本当に難しくて…。麺を平ザルの乗せる仕草も難しくて大変でしたけど、何年もやらないときっとうまくできないこと。本職の方はやっぱりすごいなと思いましたし、なかなか経験できることではないので貴重な体験をさせていただきました!
――今回初共演の田中圭さんの印象はどうでしたか?
田中さんは本当に接しやすくて、“お兄ちゃん”って呼びたくなるような柔らかい方でした。スタッフさんも含めて大勢でご飯に連れていっていただいたんですけど、お会計をしてくださった田中さんに向けて店の前に一列に並んで(日本テレビ「ぐるナイ『ゴチになります!』」風に)「ゴチになります!」ってお礼をしたら、「俺が負けたみたいだろ~!」って(笑)。初対面だったのですが、それを感じさせないくらい気さくに接してくださいました。
――演じる上で意識したことは?
監督も“リアルさ”をすごく重視されていたので、作り込まないようなお芝居を心掛けました。せりふ回しも「普段の会話のように」と意識したのですが、どうしても“演じるせりふ回し”になりがちだったので、自分の会話を録音して、それを聞きながら撮影に臨んでいました。
――作品の見どころは?
夏目さんがすごくモテて、いろんな人から思いを寄せられるのですが、それぞれ女性の立場によって違う恋愛のかたちが描かれていて、それがすごく面白いし、「恋愛の正解って何だろう?」って考えさせられると思います!
取材・文=成田おり枝
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