長岡弘樹のベストセラー小説を原作としたスペシャルドラマが、1月4日、5日に二夜連続で放送された。主演した木村拓哉は、警察学校の教官・風間にふんし、警察官になるために集まってきた生徒たちとの日々を描いた。木村は、白髪、義眼の冷酷無比な教官という役どころ。録画視聴などで引き続き反響を呼んでいる。
“教場”と呼ばれる警察学校の教室。風間が受け持つ通称・風間教場に集う生徒には、工藤阿須加、川口春奈、林遣都、葵わかな、井之脇海、西畑大吾、富田望生、味方良介、村井良大、大島優子、三浦翔平といった実力派の若手キャストが集結。
警察学校での厳しいルール、常に監視体制に置かれるという閉塞した極限状態のなか、「警察学校とは適性のない人間をふるい落とす場である」と考える風間は、生徒がトラブルを抱えた途端、退校届を突き付ける。生徒たちがそれぞれに抱える葛藤、秘密、思惑が渦巻き、さまざまな事件が巻き起こった。
4日放送の前編では、風間の容赦ない厳しさを目の当たりにした視聴者から「怖い」との声が続々と。そんななか、警官の息子でありながらクラスいちの落ちこぼれで、優等生の宮坂(工藤)を逆恨みして殺そうとした平田(林)、楠本(大島)とのトラブルがあった岸川(葵)、持ち込み禁止の外部からの調達品で他の生徒に貸しを作っていた樫村(西畑)が退校した。
5日の後編では、最後までふるい落とされずに生き残り、何人の生徒が卒業証書を手にするのかが注目。試練を与えつつも、生徒たちが起こした事件の真相に迫り、本当の思いを引き出した風間。宮坂、楠本、菱沼(川口)、日下部(三浦)らは警察官になることへの思いを新たにし、卒業していった。
木村と若手キャストたちの演技対決、そしてミステリアスな展開ながらも見応えのある人間ドラマに多くの視聴者が見入り、「引き込まれた」「木村拓哉の代表作になると思う」といった感想が上がった。ラストでは、三浦貴大、伊藤健太郎、上白石萌歌、佐久間由衣、嘉島陸ら新しい生徒たちが登場しており、「二期が見たい」「映画化かな」と希望も寄せられた。
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