ふぉ〜ゆ〜辰巳雄大、三谷幸喜に「2022年の大河ドラマに呼んでください!」

2020/01/10 07:30 配信

芸能一般

三谷幸喜脚本、佐藤B作主演の舞台「『罪のない嘘』〜毎日がエイプリルフール〜」の開幕を前に行われた囲み取材に、キャスト一同「よいしょー!」と気合いを入れて臨んだ

三谷幸喜脚本、佐藤B作主演の舞台「『罪のない嘘』〜毎日がエイプリルフール〜」が、1月9日の東京・ヒューリックホール東京を皮切りに全国6都市で上演。その初日を前に囲み取材と公開ゲネプロが行われた。

三谷が1996年に劇団東京ヴォードヴィルショーのために書き下ろしたシチュエーションコメディー「アパッチ砦の攻防」が原作で、今回が9年半ぶりの上演となる本作。

佐藤の他に、ふぉ〜ゆ〜の辰巳雄大(3月の愛知公演は関西ジャニーズJr.の室龍太)、小林麻耶菅原りこあめくみちこ鈴木杏樹片岡鶴太郎らが出演する。

物語の主人公は妻のサダ(あめく)や娘のちよみ(菅原)と別れ、愛人と暮らしている鏑木(佐藤)。

そんな鏑木の元にちよみが婚約者の万次郎(辰巳)を連れてくることになるが、借金を抱えてマンションを売却してしまった彼は、かつて住んでいた部屋に忍び込んで二人を迎えようと画策する。

だが、そこへ現在の居住者・鴨田夫妻(片岡、鈴木)が帰宅。他にも次々と人が訪れ、鏑木は誰にも事情がばれないよう、その場しのぎのうそを付き続けるというドタバタ模様が繰り広げられる三谷作品らしいコメディーが展開される。

辰巳「稽古中は『辰巳のない嘘』でした」


囲み取材は写真撮影から始まり「新春らしく、にぎやかにお願いします」とオーダーされたキャスト陣は、座長の佐藤を中心に「よいしょー!」と声を上げてポーズ。リポーターから「(タイトルと違って)嘘のない楽しげな雰囲気ですね」と言われ、一同笑顔で大きくうなずいた。

佐藤は「笑いが起きなきゃ成立しないお芝居。にぎやかな劇場になると思います」と言いつつ、「三谷くんの脚本は細かいせりふのやりとりで笑いを起こす作品なので、稽古をたくさんしました。あとは本番で誰かが失敗しなければ大丈夫。危ない人も何人かいますが(笑)、失敗があってもそれもまたその日だけの芝居と思って、楽しんでいただけたら」と語り、キャスト陣が「(危ない人って)誰、誰?(笑)」と顔を見合わせて笑うひと幕も。

そんなキャスト陣について、片岡が「本当に濃いメンバー。濃い油だらけの中華料理屋の床みたいで、すべりそう」と言うと「すべっちゃ駄目だろ!」と佐藤からツッコミが入った。

続いて、辰巳が「先輩方の胸を借りて、脚本の力と役者さんの力を信じて、楽しみたいです」と謙虚に語ると、佐藤から「ほとんど稽古に来てなかったけどね(笑)」とツッコまれ「10回くらいしか来られなくて、稽古中は『辰巳のない嘘』でした」と苦笑。

前日には同じふぉ〜ゆ〜の福田悠太が出演する舞台も初日を迎え、演出のラサール石井がこの舞台のことも意識していたと伝えられると、佐藤は「まあ、若造だけどね…あ、やめて、やめて! 今のは使わないで!(笑)」とテレビカメラに頭を下げて、笑いを誘った。