――“おっさん多恵子”役の塚地武雅さんはいかがですか?
かわいいですよ(笑)。もともとお芝居がすごくうまい方で、センスがすごく良くて、どんなアドリブをやっても返してきてくれます。お互いに言葉では表さないけど空気感が生まれてくるので、そこはすごく安心して僕も胸を借りるという感じです。
この作品の一番の要素である“姿が変わった妻”を愛せるのかどうか、そこに向けて走っていく作品なので、そういった意味で“非日常”が“日常”に見えてくる瞬間を僕たちは作っていこうと思ってやっています。
――今回はパパ役ということで、娘役の福本莉子さんはいかがですか?
本当にしっかりされていて、おそらく精神年齢は僕より上かと思います(笑)。彼女はこの家族の肝みたいなものですからね。もう一緒にお芝居させてもらいましたけど、すごくセンスがあると思います。
――このドラマを通じて小澤さん自身が、人は見た目か中身か考えたことはありますか?
僕は完全に中身だと思います。見た目で最初は恋したりもするけれども、「勘違いして好きになって、理解して別れる」という言葉があります。人は相手に自分が求める理想を勘違いして好きになるけれども、実はその人の中にそれはなくて、それをだんだん理解していくうちに違うと思って別れる。
最終的には中身が大事だと分かりきっているのですが、今回のドラマの場合は振り切っているので(笑)。だからこそ面白いとは思います。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)