――まずは、ストーリーについてどう思われましたか?
すごくスケールの大きな作品で、10年後の話ということですごくリアリティーがあるストーリーだと思いました。実際に10年後、医療もAIに頼っている部分もあるでしょうし、自分だったらどうしようと考えさせられました。
――西村という男について、演じた感想は?
最初はりりしい姿で出てくるんですが、自分が作った会社のAIが暴走してしまって全てが狂い、徐々に焦りや自分への怒り、もどかしさなど、いろんな感情が入り混じってくる役です。映画の中では唯一桐生さんのよりどころですし、ポイントポイントで重要なシーンがあるので、つながってどう見えるのかというのはすごく考えました。ただ、監督がシーンのたびに微調整してくださったので、ピュアに台本通りにやったという感じですね。
――大沢さんは入江監督とかなり話し合って演じられたそうですが、賀来さんも入江監督とディスカッションしながら役づくりをされたのですか?
そうですね。でも、特に「こうしてほしい、ああしてほしい」というのはなくて、「ここはこういう状況だから」という説明だけされて、あとはわりと自由にやらせてもらいました。信頼してくださっていたんだと思います。あとは、大沢さんと話しながら進めました。本当に各部署の意見が飛び交っている現場で。みんなで意見を出し合って作った映画なので、それはいい経験でした。
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