「クリエイターズ・ファイル」#58 美食家 ターべネーター 渡辺善吉

2020/01/24 05:00 配信

バラエティー

12月9日(月)20:45 @ 某所


ここの鳥肉は本当においしい。ぜひ探して行っていただきたい撮影=高橋宗正 (c)クリエイターズ・ファイル


──今日のお店は、普段テレビなどの取材を一切拒否しているということですが、ナベゼンさんの密着ということで、特別に撮影を許可していただけました。

「本当に、大変貴重な機会ですよ。とはいえ、撮影についてはかなり限定した範囲でお願いします。当然ですが、場所や店名は教えられません。外観、内観を映すのも控えてください。シェフの顔や、食べ物も絶対に映さないように約束してください」

──ここでは、いつも何を食べるのですか?

「僕の口からは、鶏料理ということまでしか言えません。僕が今まで食べた全ての鶏や飛ぶ生き物の中で、断トツの1位です。初めて食べたときは、心臓に雹が降ってきたような感覚でした。こちらですね」

──素人目からすると、いたって普通の鶏のソテーのように見えます。

「僕も鶏肉はいろいろ食べてきました。『和臭亭』の揚げ地鶏も食べたし、トルコの名店『ガルムチューダ』のハーブチキンも。でも、これは鶏なのか、鶏じゃないのか、それすらもわかりません。むしろ鶏じゃないと言ってくれた方が納得できるし、楽になれる。鶏と言われると不安しかないんですよね。けど、ただただうまい。うますぎる。柔らかくも硬くもなく、鶏肉の感じがしない。まるで練り物のようで、それでいて、胡椒の味だけはすごく感じる。部位によって味の違いもあるんです。リバーリーフに触れている部分は劇的にうまいのですが、その他の部分は全然うまくはないのです。要は、うまいところにうまくないところを乗っけて食べると、涙が出るほど、うまいのです」

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