――現場には本物のお医者さまが監修でいらしているそうですが、岡崎さんはどんなことを質問されたんですか?
ズボンの右のポケットに辞典的なブックが入っているんですけど、これは思い出せない時にコソっと確認するためのものなので、机の上などに大々的に出さない方がいいそうなんです。でも、それは実際のお医者さまに聞かないと分からないですよね? もし確認していなかったら、腫瘍内科のデスクに座っている時などに出していたかもしれないので、聞いてよかったです。
――他にもありますか?
研修医としての線引きでしょうか? 奈海は空回りするシーンがあるのですが、研修医として、どこまで空回りして良いものか、分からなくて。たとえ、そういうキャラクターでも研修医なので、ちゃんとやるところはやるために、研修医が行う治療の範囲などを先生にしっかり確認しました。
――細かい点までリアルにこだわっているんですね。第2話で結城がカラオケを熱唱したように、今後、奈海のプライベートシーンがチラ見えすることもあるのでしょうか?
結城と違って、奈海は普段から「腫瘍内科の良さがもっと伝わったらいいのにね!」などと職場でも自分の思いを口にしていると思いますが、どうでしょうね? 第3話(1月23日放送)で患者さんのご家庭に伺う際、ユニホームではなく、私服姿だったのと、奈海自身の家族の話もしていたので、プライベートが少し見えたかな?と思います。ですが、さらに奈海の見せ場を作れるように頑張ります!
心(松下)の夫・匠(中村俊介)の告別式が行われる。葬儀を終えた心は、悲しみを抱えながらも日常に戻ろうと、数日後から勤務を再開する。阿久津(木下ほうか)らは心配するが、心は、仕事をしている方が気が紛れると気丈にふるまう。
一方、薫は告別式でも心に声が掛けられず、匠の死につがる真相を言えないでいた。思い悩む薫の元に、先日薫と偶然の出会いを果たしていた関河隆一(三浦翔平)が現れ、真の目的を打ち明ける。
取材・文=及川静
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