テレビドラマ化初となる東野圭吾の3作品が6月、フジテレビ系にて3週連続で放送されることが分かった。
作品は「11文字の殺人」「ブルータスの心臓」「回廊亭殺人事件」という初期の傑作で、それぞれ永作博美、藤原竜也、常盤貴子が主演を務める。
6月10日(金)放送の「11文字の殺人」では、恋人(長谷川朝晴)を殺された女流推理作家・梨花子(永作)が、親友で編集者の冬子(星野真里)と真相を追う。永作は撮影を終え「普通の女性が大変な事件にのめり込んでいってしまう様子が出せるよう演じました。難しかったです。人の臆病さを思い知らされる結果が待っていますので、じっくり探っていただければ」と感想を語った。
6月17日(金)放送の「ブルータスの心臓」では、会社オーナーの娘・星子(芦名星)との結婚をもくろむ野心家の拓也(藤原)が、元恋人・康子(内山理名)から妊娠を告げられ、星子の兄・直樹(袴田吉彦)の誘いで康子殺害計画に加担する。撮影に臨む藤原は「初めて東野圭吾さんの作品に参加でき、また入江(悠)監督と組むことができて、喜びでいっぱいです。上昇志向の強さから事件を巻き起こす拓也や、彼を取り巻く人々との駆け引きが非常にスリリングな作品になると思います。難しい役柄ではありますが、頑張ります」と話した。
6月24日(金)放送の「回廊亭殺人事件」では、一代で財を成した一ヶ原家の遺産相続をめぐる陰謀に巻き込まれ、恋人(田中圭)を殺された枝梨子(常盤)が、復讐のため別人になりすまし、一族の遺産公開の場に潜入する。常盤は台本を読んで「大好きな東野圭吾さんの原作でわくわくしました」と話し、役柄については「枝梨子は愛が深いがゆえに強い憎しみをも抱いてしまった女性だと感じました。ミステリーは初めての挑戦なので、今までにない私をお見せできるよう、どこまでも枝梨子の闇に迫ってみたいと思います」と語った。
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