京都を舞台に、くすぶり続ける中年コンビが幻の茶器を巡ってウソとホントのコンゲームを繰り広げる映画「嘘八百 京町ロワイヤル」が1月31日(金)公開。
前作に引き続きタッグを組むのは中井貴一と佐々木蔵之介。目利きだが大物狙いの古美術商の小池則夫を中井が、くすぶっている腕利きの陶芸家・野田佐輔を佐々木が演じる。
2人の息の合った掛け合いは漫才さながら。広末涼子をマドンナに招き、恋の火花を散らしながら演技合戦を繰り広げる。
今回は、骨董コンビを組んだ中井と佐々木に、作品の舞台裏について語ってもらった。
――前作は大阪・堺が舞台でしたが、今作は京都。お二人ともなじみのある街での撮影でしたが…。
中井:僕の両親は京都だし親戚も京都が多いので、新幹線で降りるたびにホッとするというか。故郷に帰ってきたなという感覚です。冬の京都っていいんですよ。空気がどこか凛としていて。ほっこりしつつ、冬の京都を感じながら撮影できました。
佐々木:僕は地元ですから。前作は父親が昔住んでいたという堺が舞台で、今回は地元。縁があるなと思います。
中井:蔵之介くんのお母さんも現場に来てくださったしね。本当にすてきなお母さまなんですよ。
佐々木:いつもは現場に来たりしないんですが、この作品は2回とも来ています。で、一緒に写真を撮っていただいたんですが、貴一さんがうちの母親を困らすことばかり言うんですよ…(笑)。
中井:いやいや。僕は「今度、泊めてください」と冗談で言っただけですよ。こっちは、「どうぞ~」という言葉を待っていたのに、急にお母さんが何も反応してくれなくなって静かにお辞儀をするという(笑)。何があかんかったのかな?
佐々木:本気にしちゃいますから。「泊めるなら、家をキレイに片付かなあかん」とつぶやいていましたよ(笑)。
中井:今度、本気で行こうかと思っている。もちろん蔵之介くんがいないときに突撃訪問して(笑)。
佐々木:本当に悪い先輩ですね。母親はビクビクですよ(笑)。
――京都の撮影ならではの出来事ですね。
佐々木:そうですね。ちなみに僕は“京都国際観光大使”をやっていて。
中井:国際!? それだと海外も視野に置いて撮影ができそうだけど。
佐々木:今のところは何の話もないですが、もし次回作があるならパリロケなんかもいいなって思って。パリは京都の姉妹都市ですから。
中井:いいな~。僕、初めて続編を撮りたくなってきた(笑)。
佐々木:でも今回のように撮影期間がタイトで、パリロケは半日ほどになるかもしれませんが。
中井:それは嫌かも。せっかくのパリは満喫したい。
佐々木:でもそうしないとこの作品らしさは出ないですから(笑)。
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