――三津(黒島)に対しての、喜美子の感情はどのように感じましたか?
喜美子は「ハチさんを信じている」という気持ちです。今まで積み上げてきたハチさんとの関係、愛情や絆というものに自信があるから、「ここは口出ししなくてもいい」と判断する。それは「妻の強さ」かなあと思いました。
三津の言動って 「ハチさんのこと好きなん!?」と喜美子からツッコんでもいいくらいだったのですが、三津自身もわざとじゃないし、喜美子も自信があるから、ツッコめないんですよね。
陶芸の師匠と弟子としても、女の意地っていうのがあるのかなと思いました。三津がもっと恋愛の駆け引きを仕掛けてくる子だったら、ハチさんがもうクビにしているはず。
それでも、喜美子がハチさんに新しい風を吹かせたいと考えて、三津を弟子入りさせました。
最初は、ハチさんも「いや弟子はいらない」と言っていたけれど、ちょこちょこっと三津から出るヒントになるような言葉をもらって、実際に作品をつくっていけるようになるから、やっぱり三津は2人にとっていなくちゃいけない存在だったんだと思うんです。
(後編に続く)
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