吉田鋼太郎&横田栄司から見た“役者”小栗旬「色気も“人間のクズ感”もある」「魅力が服を着て歩いてる」

2020/02/06 07:00 配信

芸能一般 インタビュー

座談会インタビューに応じた横田栄司、小栗旬、吉田鋼太郎(写真左から)撮影=永田正雄

英国史上最も悪評の高いイングランド王・ジョンの時代を描いたウィリアム・シェイクスピアの問題作が、2020年、吉田鋼太郎の手によって上演される。

故・蜷川幸雄氏の志を継ぎ“蜷川シェイクスピア”を文字通り継承する吉田版「ジョン王」の主人公は、敵対するイギリスとフランスの間を行き来しながら、双方の権力を批判的に見つめるシニカルな若者、私生児フィリップ・ザ・バスタード。

そしてこの私生児を、まさに渦中に飛び込んで戦い、吉田いわく「外から批判するだけの者には出せない肉体的・精神的パワーを以て演じる」のは、数々の蜷川作品で主役として多くの者を魅了してきた小栗旬

タイトルロールのジョン王は、吉田に最も信頼され、小栗にも「スケールの大きな器の小さい男を演じさせたら右に出る者はいない」と愛と敬意を込めて語られる俳優・横田栄司が「命がけで、精いっぱい」担うという。

1998年にスタートした彩の国シェイクスピア・シリーズも残り2作。この第36弾で私生児・小栗、ジョン王・横田、そしてフランス王としても出演する演出家・吉田は念願のシリーズでの共演に何を思うのか。

長年のエピソードを積み重ねてきた大人の演劇人たちの、気心の知れたトークをご覧あれ。