注目スイーツ“豆花”を題したロードムービー「恋恋豆花」の主演・モトーラ世理奈が撮影や自身の旅エピソードを語る<インタビュー>

2020/02/22 07:00 配信

映画

【写真を見る】旅先で出会った印象的な人は、秩父出身有名人の自慢話をするおじさんだという


――今作は奈央が、綾という新しいお母さんを受け入れるまでの旅行記になっていると思うんですが、奈央を演じる上で気を付けたことなどはありましたか?

葉子さんとの共演は初めてで、撮影が始まる前にお会いしたのも数回だけだったんですけど、葉子さんは実際に何度か台湾にも行ったことがあったみたいで、役と同じようにリードしてくれました。

撮影をしていないときも、葉子さんがいろんなところに連れて行ってくれたので、私も葉子さんと一緒にいたいなって気持ちが強くなっていきましたし、その距離感は映画の中にも出ているかなって思います。

――今作は順撮り(=ストーリーの順を追って撮影すること)だったんですか?

そうですね。全部ではないですけど、だいたい順撮りですね。

――じゃあ葉子さんとの距離感は、オフも劇中のように詰まっていったんですね。あと、お父さんの博一(利重剛)は日本でお留守番なので、メインの登場人物は清太郎(椎名鯛造)ですよね。

清太郎は、ちょっと変な人かなって思いましたけど(笑)、悪い人ではなく、人の優しさを感じながら旅をしている人ですね。

――モトーラさん自身は、旅行中に印象的な人に出会ったことってありますか?

最初にお話しした、台湾に卒業旅行に行った友達とは毎年一緒に旅行に行っていて、高校1年生のときは(埼玉・)秩父に行ったんです。その帰りのことなんですけど、泊まった旅館から駅までが少し離れていて、どうしようかと友達と話していたら、旅館のおじさんが車で送ってくれたんですよ。その車中でおじさんが秩父の自慢話を楽しそうにしているのが印象に残っています(笑)。

――どんな自慢話だったんですか?

藤原竜也さんが秩父出身で“昔はこんな子だった”みたいな話をしてくれました(笑)。

――ちなみに、清太郎はバックパッカーですけど、一人旅ってしたことありますか?

一人旅はしたことないですけど、全然一人でどこでも行けます。バックパッカーをやるなら、アメリカ横断をしてみたいです。アメリカはロサンゼルスとニューヨークしか行ったことがないんですけど、もっとアメリカって広くて、知らないことがいっぱいあるんだろうなって。

――「ブラック校則」(2019年日本テレビ)の取材でお話を伺ったときに、普段からカメラを持ち歩いているとおっしゃっていたんですが、今回は役柄としてチェキを撮るシーンもありましたけど、オフに写真を撮ったりはしたんですか?

撮ってましたね。

――どんな写真を?

(今関あきよし)監督の写真(笑)。コミカルでチャーミングなんですよ。台中でたまたま行ったカフェが、メリーゴーラウンドの馬が置いてあるところで、それにまたがってもらって写真を撮ったり(笑)。

――仕事中のオフショットみたいな感じじゃなくて、演出したんですね(笑)。では、最後に本作の見どころをお願いします。

優しい気持ちになったり、ほっこりできたりする映画だと思うので、ちょっと気持ちが疲れちゃったなって人に見ていただきたいなって思います。