初めてこの作品を手に取ったときには、拉致という言葉にどこか非現実さを感じました。しかし、読み進めていくうちに、日々人と人が生きていく中で形は違えど傷つけそして許し合う、そんなリアルさが本作と重なり合い、人間の儚さと強さを痛感しました。
以前から、いくえみ綾さんの作品を読ませていただいていた身からすると、青田新名という役を私に託してくださったことは恐れ多くも、本当に贅沢な時間でした。
キャスト、スタッフの皆さまの手をお借りしながらも、私なりに役へ息を吹き込ませていたので、ぜひ放送を楽しみにしていただけるとうれしいです!
あっつの親友で、ニーナに恋をしているマサを演じます、望月歩です。マサは、太っていて眼鏡を掛けています。親友を妬んだり、事件を起こしてしまうような、ひねくれてる性格ですが、どこか憎めなくて、そういうところも高校生らしい脆さだったりするのかなーと考えながら、演じさせていただきました。
あっつのように真っすぐな岡田さん、共演数が多く心許せる堀田さん、現場の空気を温めてくださる笠松さんと、その他多くの共演者、スタッフの方々、ほんとに現場が温かく幸せでした。作品の中に、この温もりが詰まってると思います。
見てくださる皆さんには、純粋で真っ直ぐな思いと、僕たちなりのラブストーリーを楽しんでくれたらうれしいです。
卒業式に、母と“今日で最後の制服か”と話しながら玄関を出て、9年がたちます。お母さん、まだ制服を着ています。
不思議な恋愛青春群像劇になっていると思います。ぜひFODで。
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