2019年秋クールの作品を対象にした第103回ドラマアカデミー賞の結果を発表中。助演男優賞は「グランメゾン東京」(TBS系)の玉森裕太が受賞した。
どん底に落ちたフレンチシェフ・尾花夏樹(木村拓哉)が再び“三つ星”を目指す同作で玉森が演じたのは、かつて尾花の店「エスコフィユ」で見習いとして働き、尾花に複雑な思いを抱える平古祥平。尾花が「1回しか言わねぇぞ。祥平、グランメゾンに来い」と言って、平古を自分の店に誘うシーンは大きな盛り上がりを見せた。
受賞を受けて玉森は、「『頑張って良かったな』と思えるし、次の仕事へのモチベーションにもなります」と喜んだ。
本作の監督は、2017年に玉森が出演した「リバース」(TBS系)を手掛けた塚原あゆ子監督。玉森はこの再会を「『また一緒に仕事させていただきたい』と心から思っていたので、今回はすごく楽しみにしていました」と語る。
そんな塚原監督からは、「祥平(玉森)は漫画『進撃の巨人』のリヴァイのイメージだと言われ、そんな陰のある役を演じるのは難しかった」と告白。しかし、その演技が評価され、視聴者からの支持を得た。
また、本作では、事務所の先輩である木村との初共演も実現。「厨房のシーンでは木村さんからアドリブで何が出てくるか分からないので、気を張っていました。突然『ゴムベラ』と言われ、『どこにあるんだ?』とパニクったことも」と緊張感を持って撮影に臨んでいたことを明かした。
そんな撮影を通して「自分からも木村さんに話し掛けられるようになりました」という玉森だが、「次に共演したらまたゼロに戻ってしまうかも」と言って笑っていた。
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