「ゆるキャン△」大垣の再現度の高さが話題!田辺桃子インタビュー!「うれしい反面、かなりプレッシャーでもありました」

2020/02/27 08:00 配信

ドラマ

撮影中はなじみのスタッフさんと楽しそうでした撮影=大石隼土


普段の私は人前で変顔とかができないタイプなんです


――大垣の役作りはどうされたんですか?

田辺:外見に関してはメイクさんとスタイリストさんの力で成り立っているところが9割です(笑)。大垣は見た目のイメージも強かったと思うので、そこは限りなく近付けたいなと思っていました。眼鏡も何種類もの中から一番雰囲気が近いものを選びましたし、同じように衣装もスタイリストさんがたくさん用意してくださって、その中からコーディネートを考えてくれて。「ゆるキャン△」メンバーにはそれぞれイメージカラーがあるんですけど、大垣は紫なので、髪留めやマフラー、キャンプに行く時の服装にも紫が配色されていたりします。

――見た目から大垣になることで、演技のスイッチが入ることもありそうですね。

田辺:確かにそれはあるかもしれないです。大垣は、顔芸や喧しさがウリなんですけど(笑)、普段の私は人前で変顔とかができないタイプなんです。それなのに、外見が完成したら振り切ってできたっていうのはあると思います(笑)。

――実際、ドラマを観ても田辺さんと大垣が結びつきませんでした(笑)。

田辺:そうですよね(笑)。たぶん、9割の方がイメージできなかったと思います。ドラマを見た方からの反応も、大垣の外見と私のプロフィール写真が似ても似つかない、と。似てなさすぎて困惑されることが多々あります(笑)。それは現場のスタッフさんたちも同じで、ロケ先で撮影が終わった後、大垣の格好じゃない素の田辺桃子で「おつかれさまです」と言っても、誰!?みたいな(笑)。そういうことが多かったので、後半は相手が気付いてないなと思ったら「おつかれさまです、大垣です」と言うようにしていました(笑)。

――放送が始まる前は「今までにないキャラクターなので、新しい挑戦になると思います」とコメントしていましたが、実際に大垣を演じた感想は?

田辺:楽しかったです! 自分でも、今までにないくらい振り切ってるなと思います(笑)。何ていうか、かわいさの部分はしまりん(福原遥)やなでしこ(大原優乃)、イヌ子(箭内夢菜)、斉藤さん(志田彩良)が、そのかわいさで存在してくれればいいかなと思って。もちろん大垣もかわいいんですけど、大垣のかわいさは全力で生きている姿だと私は思ったから、みんなとは違うところを出すことを意識しました。初めてこんなにたくさんの引き出しがあるキャラクターを演じてみて、自分の中にあった恥ずかしさや照れの部分をぬぐい去れた気がします。