土路生優里「人生一回しかない」女優転身を決めた理由<インタビュー>

2020/03/20 07:00 配信

ドラマ インタビュー

ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」に出演中の土路生優里撮影:野口彈


心機一転「人生初の髪染めです」


――ご自身の年齢(20歳)よりも年上(26歳)の役を演じているということで、髪色もアイドル時代より大人っぽくなったように感じます。役作りで染めたのでしょうか?

それは無かったです。大人っぽくなりたいなと思って、髪を染めてみました。人生初の髪染めです。今までずっと真っ黒だったので、心機一転変えてみようかなと思って。

――一人で仕事をするのには慣れましたか?

アイドルをしているときは集団行動で固まって動かなきゃいけなかったんですけど、今は一人で行動しています。もともと集団行動が得意ではなかったので、寂しいなと思う気持ちもあるんですけど、でも楽しいですね(笑)。

――いつ頃から女優を目指そうと考え始めましたか?

もともと、お芝居をしてみたいって気持ちはあったのですが、ファンの人にも言ってなかったですし、周りのSTU48関係の人にも言ってなかったですし、親だけがちょっと知っていたかなというくらいで、あまり口に出してなかったんですけど…。

ふと、アイドルをしている時に「今、これ私がやりたいことかな」って考え始めて、もともと映画やドラマを見るのがすごく好きで、やってみたいなって。ちゃんと口にするようになったのはここ1年くらいですかね。人生一回しかないし、思い切ってやってみようかなと思って卒業を決めました。

――数々のオーディション受けた末に、STU48に加入したという経緯もあり、アイドルを強く目指していたイメージがあります。突然の卒業にファンの方もびっくりしたのではないですか?

ファンの人もびっくりしていたんですけど、親もびっくりしていましたね。もともと、アイドルのオーディションも10回くらい受けてやっと受かったんですけど、アイドル以外にも結構受けてて、ことごとく全部落選でした。高校生くらいからやっと書類に受かるようになったくらいで、中学生までは書類も通らずという感じでした。

――卒業を決める時は誰かに相談しましたか?

お母さんに相談しました。お母さんは「本当にやめていいの?」みたいな感じだったんですけど、「やめる」って言って。

親には、オーディションにたくさん行かせてもらっていました。東京に行ったり、新潟に行ったり、博多に行ったり、すごく受けさせてもらっていたので、「申し訳ないな」という気持ちも持っていました。でも今回東京に出てきて、お母さんに喜んでもらえるような活動ができたらいいなと思ってます。

――STU48メンバーからドラマの感想は聞きましたか?

最近メンバーの子に会ったんですけど、マネしてました。私がドラマでしゃべったことをみんなでモノマネしているみたいです(笑)。