東京女子流の新井ひとみが天性の80年代アイドル素質を生かして、昨年11月に“あなたと寄り添う青春回顧”をキャッチコピーにソロプロジェクトを始動した。第1弾としてリリースした太田貴子の「デリケートに好きして」(アニメ「魔法の天使クリィミーマミ」主題歌)のカバーが大好評。3月25日(水)には第2弾となる中森明菜のカバー「少女 A」がリリースされる。
今回のインタビューでは、ソロ第2弾シングル「少女 A」のこと、80年代アイドルの魅力などについて語ってもらった。
――80年代アイドルをコンセプトにしたソロプロジェクトについて、東京女子流のメンバーや周りの反響はどうですか?
東京女子流のみんなも喜んでくれています。ライブやリリイベの最後に「それではドロンします! バイビー!」って言うんですけど、それも気に入ってくれてて、東京女子流のライブでもみんなが「バイビー!」って言ってくれてるんですよ。
それと、去年リリースした第1弾が「デリケートに好きして」だったので、太田貴子さんのファンの方が見に来てくださったり、「クリィミーマミ」のファンの方が来てくださったりして、新しい出会いがたくさんありました。
――太田さんのライブにも出演されましたよね。
はい。「LOVEさりげなく」と「デリケートに好きして」を歌わせていただきました。ソロをやっていなかったら、そういう機会もなかったと思います。いろいろお話もさせていただいたんですけど、太田さんはすごく優しくて、乙女で、素敵な方でした。
――そして第2弾は中森明菜さんの「少女 A」のカバーを。
ソロをやり始めた頃から80年代のアイドルの曲をいろいろ聴くようになって、中森明菜さんの曲は聴いたことがありましたけど、じっくり聴くようになったのはその時からでした。
「デリケートに好きして」をリリースして、リリースイベントなどで「渚の『・・・・・』」(うしろゆびさされ組のカバー)を歌っていたので、次の曲はちょっとギャップを持たせたいなって。
その2曲は明るくて楽しくて、みんなで声を出しやすい曲だったので、ちょっとクールでかっこよくて強い曲を選んでみたら親衛隊のみんなも喜んでくれるんじゃないかって思ったんです。私、高い声も出るんですけど、低い声も出しやすいので、私自身も挑戦したいという気持ちがあって「これだ!」って決めました。
――カバーするにあたって、どんなこだわりがありましたか?
中森明菜さんの映像をいろいろ見させていただいて、振り付けとかマイクの持ち方とかがすごくかっこいいなって思いました。そういうところは参考にさせてもらいつつ、私なりの“「少女 A」を表現するならこうです!”っていう何かを示したいなって。
どうすればいいのかな?と考えて出したアイデアは、必死さとはかなさを引き出すために息継ぎをできるだけ減らすということでした。東京女子流の新井ひとみとして10年間やってきてますから、これまでのスタイルで歌うこともできたと思うんですけど、ソロだし、カバー曲でもあるので、それだともったいない気がして、違う表現方法をしてみたくなったんです。
――実際にカバーしてみて、「少女 A」はどんな曲だと感じましたか?
改めてかっこいい曲だなって。それと、当時、中森明菜さんは17歳という年齢でこの曲を歌っていたということのすごさも改めて感じました。私が17歳の頃は明るくて楽しくて、という感じだったので(笑)、こういうタイプの曲は歌えなかったと思います。
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