――レコーディングはMVで共演しているバンドメンバーと録られたということですが。
はい。いつものレコーディングだったら、Aメロを録って、Bメロを録って、サビを録って、という感じでパートごとに録っていくんですけど、今回は最初から最後まで全部通して録らせていただいたんです。
普通は固定のマイクで歌うところを、ライブ感を出したいと思ったのでハンドマイクを使っています。MVの撮影も楽しくて、最後の方はバンバン頭を振り過ぎて、頭のリボンが飛んでいっちゃったりしました(笑)。
――聴いていて、ライブのような臨場感を感じました。
CD、配信、MV、それと既に発売中のアナログ盤と、全て違うテイクが収録されています。配信の音源はドラムとベースとボーカルだけのバージョンだったり、私もテイクごとにいろんな挑戦をしているので、聴き比べるのも楽しいと思います。「こんなところが違うんだ!」って小さな発見もしてもらいたいですね。
――「ひとみとナウに行こうぜベイビー!!」というバンド名も面白いですね。
もともと、“ひとみ with なんちゃらかんちゃら”みたいな感じで名前をつけてほしいと言われていたんです。面白くて80年代っぽい要素を入れたいなと思って、とりあえず単語をいっぱい挙げて、「これとこれは入れたいね」とか考えて、最終的に「ひとみとナウに行こうぜベイビー!!」に決まりました(笑)。
――80年代っぽいと言えば、衣装と髪型も。
80年代の音楽番組の映像をいろいろ見ていた中で、松田聖子さんが着ていたちょっとフリルのついた白いワンピースが可愛いなって思って、今回の衣装をワンピースにしました。
そこに中森明菜さんのクールでかっこいい要素も入れたいと思って、色を紫に。腕のところがシースルーになっているところもポイントです。それにギンガムチェックの靴を合わせているんですけど、これも可愛さを引き立ててますよね。
私の発想にはなかったコーディネートです。髪型は「明星」のヘアカタログを見て、ゆうゆ(岩井由紀子)の髪型を参考にしました。
――80年代のファッションの印象は?
レトロで可愛いなって思います。今回、ジャケット写真が2種類あるんですけど、この衣装じゃない方のジャケットの服は高円寺の古着屋さんで選んだんですよ。個性的なデザインの服がたくさんあって選ぶのに3時間ぐらいかかっちゃいました(笑)。
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