俳優の東出昌大が3月17日、東京都内で行われた映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」(3月20日[金]全国公開)公開直前トークショーに出席。同作でナレーターを務める東出は、本イベントが1月の不倫報道後、初めての公の場となる。
同作は、1969年5月13日に東大駒場キャンパス900番教室で行われた、作家・三島由紀夫と東大全共闘との伝説の討論会の様子を切り取ったドキュメンタリー映画。高精細映像にリストアし、当時の関係者、現代の文学者、ジャーナリストなどの識者ほか、三島についての「生きた」証言を集めた作品となっている。
豊島圭介監督と共に登壇すると、まず報道陣に一礼。2018年に三島由紀夫原作の舞台「豊饒の海」に主演した経験を持つ東出は、「三島との出会いは10代後半だったと思うんですけど、文章の豪華絢爛さ、描写の緻密さにひかれた」と三島作品との出会いを明かす。
三島ファンだという東出は、今回のオファーを受けた時「心躍った」と語り、四部構成の大作「豊饒の海」も3周読んでいるほどの熱烈ぶりだという。
三島の好きな作品を聞かれ、「うーん」と熟考。「全部好きなので一概には言えない」と言いつつ、「『音楽』『美しい星』この2作は読みやすいのではないか」と言葉を絞り出した。
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