オリジナルなぞかけも披露! “無冠の女王”が自ら語る「紺野ぶるまが賞レースで優勝できない理由」<初DVD発売記念インタビュー>

2020/03/24 06:00 配信

芸能一般 インタビュー

「初めてなぞかけをやったときに、ねづっちさんが『できるね、君。光ってるね』って(笑)」


「それまで私、舞台上で『ち○こ』なんて言ったことなかったんです(笑)」。十八番ネタ「ち○こなぞかけ」が誕生したエピソードを語る紺野ぶるま


――紺野さんの認知度を急上昇させた「ち○こなぞかけ」ですが、改めて、このネタが誕生した経緯を教えていただけますか。

紺野ぶるまねづっちさんがMCで、女芸人同士でなぞかけ対決をする、みたいなお笑いライブがあったんですね。そこで初めてなぞかけをやったときに、ねづっちさんから「できるね、君」って褒めていただいたんですよ、「光ってるね」って(笑)。

それがきっかけで、ねづっちさんの紹介で、コージー冨田さんが主催しているなぞかけライブに出演することになって。そのなぞかけライブは、1分半の間にどんどんお題が出て、低クオリティーでもいいからどんどん解いていく、という企画だったんですけど、私、すごい緊張しちゃって、「ハンガー」っていうお題が出たときに、思わず「『ち○こ』と解きます。その心は、どちらも『かけます』」って言っちゃったんですよ。それまで私、舞台上で「ち○こ」なんて言ったことなかったから(笑)、「しまった!」と思ったんですけど、すぐに客席からすごい拍手が起きて、「いいぞ、もっとやれ!」「もう全部『ち○こ』で解いてくれ!」みたいな空気になって(笑)。そこから「『手品』と掛けまして、『ち○こ』と解きます。その心は、どちらも『種を仕込みます』」「うわぁ~!(拍手)」みたいな(笑)、そういう流れが出来上がっていったんです。最後はもう、スタンディングオベーションでした(笑)。

――最初からクオリティーは高かったんですね(笑)。

紺野:で、そのライブで優勝して、打ち上げでも褒められて。その帰り道、目に入ってくるものをどんどん「ち○こ」で解いていったら、全部解けたんですよ、しかも我ながら面白く(笑)。それで味を占めたといいますか。

ただ、そこから2年くらいは、「ち○こなぞかけ」はライブでしかやっていなくて、事務所にも隠れてやってたんです。でも、ねづっちさんが深夜番組で私のことを紹介してくれて、そこで一気に、ち○この仕事が増えました。

――(笑)。思いついたときの「整いました」ならぬ「芽吹きました」という決めゼリフは、仕事が増えだしてから考えたものなんですか?

紺野:そうですね、「ネタとしてパッケージ化したほうがいい」というアドバイスをいろんな方からいただいたので、「芽吹きました」というフレーズを考えて。あと、締めとして、「ありがとうございます」って言いながら、こうやって(服の上から)ブラを直すんですけど、それも「ねづっちです」(蝶ネクタイを触る動き)をパクらせていただきました(笑)。

「伊集院光さんもねづっちさんも、私にとっては大切な恩人です」と、意外な(ファンにとっては納得の)交友録を明かす紺野ぶるま


――その後、ねづっちさんとの関係は?

紺野:ねづっちさんとは、「なぞかけーず」というユニットで一緒に活動もしてるんですけど、本当にめちゃくちゃ優しい方で。お会いするたびに「活躍がうれしいよ」「解けないものがあったら、いつでも連絡してね」って言ってくださるんですよ。「絶対に解こうとすると思い詰めちゃうから、解けなくてもいいやっていう気持ちでいたほうがいいよ」とか、ためになるアドバイスをくださったり。

――ねづっちさんは紺野さんの大恩人だったんですね。ちなみに、以前からラジオで紺野さんのことを高く評価している伊集院光さんも、恩人になりますか?

紺野:そうですね。私が「ち○こなぞかけ」を始めたとき、周りがちょっと引いてる感じがあったんですよ。スタッフの中にも、皮肉っぽく「下ネタ芸人、おつかれさまでーす」みたいなことを言う方がいたりして。でも、伊集院さんがある日ラジオで「紺野ぶるまは、すごく難しい芸事をやっている」と言ってくれて、その翌日から、急にみんなの態度が変わりました(笑)。伊集院さんもねづっちさんも、私にとっては大切な恩人ですね。